アーティザン・ハット

団体がある国
バングラデシュ
設立
2002年
商品
手織り、手刺繍
団体概要

アーティザン・ハット

機械化が進んだことにより、職を失ったはた織り職人たちの仕事を創出し、支援するために設立された組織です。
歴史・背景
バングラデシュでは、1990年代の末から機械化の波に押されて、多くのはた織り職人たちが仕事を失いました。ファスト・ファッションの台頭により、製作時間の短縮が優先されたからです。そうしたバングラデシュ東部・ノルシンディの手織り職人を支援する目的で設立されたのがアーティザン・ハットです。

ピープルツリーの発注を受けて手織り生地を使った衣料品をつくりはじめ、90人の職人が仕事に戻ることができました。

現在では、バングラデシュのノルシンディやジェニダといった農村地域において、手織りや手刺繍などの職人100人あまりに仕事の機会をつくり出し、彼らの生活を大きく改善しています。また、子どもたちの教育のための奨学金の基金もつくられました。
活動内容

アーティザン・ハット

はた織りや手刺繍の伝統的な技術を用いて商品を生み出しています。伝統手芸に特化することで、より多くの利益が得られ、多くのはた織り職人たちが倍の収入を得ることができるようになりました。

その美しく複雑な手織りの生地を活かし、ダッカにある小さな工場で職人たちが1着ごと丁寧に洋服を仕立てています。質の高いものづくりを通して、手仕事や伝統技術の継承を目指しています。
活動の広がり・生産者へのメリット

アーティザン・ハット

手織りは電力を使わないので、織り機1台あたり、年間のCO2排出量を1トン抑えることができるなど、地球環境への影響も最小限にとどめることができます。今だに機械は急速なペースではた織り職人の仕事や暮らしを奪っていますが、これを阻止する唯一の方法は、手織物の商品を購入することです。
フェアトレード以外の活動
雇用の創出
奨学金基金

 

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