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記事: フェアトレードタウン逗子市誕生!
認定を祝う記念パーティーが行われました

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フェアトレードタウン逗子市誕生!
認定を祝う記念パーティーが行われました

ピープルツリーのアンバサダー、末吉里花です。



先日、逗子市がフェアトレードタウン宣言をしたことを、それまでの活動と共にご報告しましたが、正式にフェアトレードタウンに認定され、7月16日(土)、逗子市がフェアトレードタウンに認定されたことを祝う記念パーティーが逗子文化プラザにて行われました。



私はこの夜、MCという大役を担いました。この喜ばしい日を祝いたい、と定員を超える100人以上の方たちがパーティーに駆けつけました。その中には、逗子フェアトレードタウンの会のメンバーたちはもちろん、逗子市がフェアトレードタウンになれるようにずっと支援を続けてこられた市民や商店の方たち、逗子市商工会会長の桐ヶ谷覚さん、教育委員長の山西優二さん、また逗子の平井市長や逗子市議会議長の菊池俊一さん、神奈川県会議員の近藤大輔さん、衆議院議員の浅尾慶太郎さんなど様々な立場の方たちが集いました。この多彩な顔ぶれが一同に会す、ということがまさにフェアトレードタウンの特徴を表しているのです。つまり、「フェアトレードタウンになる」ということは、市民、商店、教育機関、行政というさまざまなステークホルダーが協力をし合い、一丸となって町ぐるみで運動をしていく、ということなのです。このうちの誰かひとりでも欠けていたとしたら、おそらくフェアトレードタウンは実現しなかったでしょう。



認定証は、ピープルツリーの取締役でもあり、日本フェアトレードフォーラム代表理事の胤森なお子さんより、平井市長、菊池議長、逗子フェアトレードタウンの会代表理事の長坂寿久さん3人に授与されました。胤森さんいわく、認定証を3人同時に渡すのは初めてとのこと! 皆さん、あふれんばかりの笑顔で認定証を受け取られていました。



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また、今回逗子市が日本で3番目のフェアトレードタウンになったということで、熊本市と名古屋市のふたつの先輩タウンからも、フェアトレードシティくまもと推進委員会代表理事の明石祥子さん、名古屋をフェアトレードタウンにしよう会代表の土井ゆきこさんが駆けつけてくだいました。お二人の挨拶には、逗子市がふたつの都市に加わりフェアトレードタウンの仲間になったことの喜びの言葉が述べられ、これからさらにこの運動が全国に広がっていってほしいという願いが込められていました。



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記念パーティーには、横浜国際高等学校の生徒さんたちも参加され、会場内で「逗子がほんもののフェアトレードタウンになるために必要なこと」をテーマにアンケートをとっていました。アンケートの回答でもっとも多かったのは、「地元の企業や商店街、町内会、自治会、こども会、市民活動団体などがフェアトレードについて理解し、協力すること」と「市内の小・中学校、高等学校で国際理解教育に力を入れること」でした。パーティーに参加してくれた生徒さんたちは高校の授業でフェアトレードの教育を受けたことで、実際にバングラデシュやカンボジアを訪ねて現場を見に行ったというのですから、改めて「教育」の大切さを実感しました。



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2000年に自分が住む町、イギリスのガースタングをフェアトレードタウン第一号にして仕組みをつくってこられた、フェアトレードタウン運動の創設者であるブルース・クラウザーさんからも特別にメッセージが寄せられました。ブルースさんの「フェアトレードタウンが持つもっとも素晴らしい強さは、すべてのコミュニティを突き動かす市民運動であることです。市民運動とは、すべてのひとり一人の『あなた』の運動であるということです」という言葉がとても印象的でした。



自分が住む町をみんなで元気して、そこから世界と繋がり、社会が抱えている課題や問題を解決していく力となり、地球を平和へ導いていく運動。それがフェアトレードタウン運動なのです。この運動は、実は誰でも身近なところから参加できる運動であり、私たちひとり一人が社会や世界を変えていく力を持っている、ということを示してくれています。この日集まったすべての人たちが、心の底から嬉しそうにしている姿を見て、私はもっともっとこのフェアトレードタウン運動というものが日本国内に広がっていくべきだと感じました。



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「フェアトレードタウン逗子市」はこの日がまさにスタート。私も逗子を引き続き応援していきながら、この運動が他の地域にも伝播していくように活動を続けていきたいと改めて決心しました。フェアトレードのワインとマラウィ産のサイダー、ガーナ産のチョコレート、そして美味しいオーガニックフードで心も身も喜びで満たされた夜となりました。



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(ピープルツリー アンバサダー 末吉里花)