季節のご挨拶や新しい年の準備に、あたたかな想いを添えて。 手漉きの「Slow Paper」
広報・啓発担当のスズキです。
12月もあっという間に半ば。ついつい慌ただしい気配にバタバタしてしまうのですが、そんな時にいつも思い出すのが、「心を亡くすと書いて、忙しい」という言葉。
ちょっと立ち止まって、振り返ってみるのも大事ですね。は~っ、今年もたくさんの方にお世話になったなぁ。思い返しているうちに、じんわりとあたたかい気持ちとエネルギーが湧いてきます。
そんな、感謝の気持ちを込めてクリスマスカードを贈ったり、ギフトにメッセージを添えるのに、手漉き紙のアイテムがおススメです。
ピープルツリーの紙ものは、木材パルプではなく、バングラデシュで入手しやすいジュート(黄麻)やホテイアオイ(水草)、余剰コットンといった素材を使っています。自生していて成長が早い植物やリサイクル素材を上手く活用することで、持続可能なものづくりができます。
つくってくれているのは、バングラデシュの「プロクリティ」。ベンガル語で「自然」という意味の通り、自然素材を使った環境にやさしいハンドメイド雑貨を生産しています。ピープルツリーとも長年のお付き合いです。
素材となる繊維をナタで細かくカットし、ていねいに洗って、煮出してやわらかくしたら、また洗って。そんな地道な作業を繰り返してから、手漉きの工程に入ります。
日本の和紙は、繊維を絡ませるために木枠を大きく揺すりますが、プロクリティでは静かに水が落ちるのを待ちます。
ちなみに、紙漉きに使う道具の「ス」もお手製です。
できた紙は1枚1枚、乾かします。
天日干しではなく、熱い鉄壁に貼り付けて乾かすタイプのドライヤーを用いることもあります。これがあると、お天気に左右されることなく作業を進められますね。
こうしたドライヤーは日本の和紙作りの現場でも電気式のものが使われているそうですが、プロクリティでは薪を使って火力で熱しています。
1枚1枚乾かしたら、 ローラーやプレス機を使って紙をプレスして、表面を滑らかにします。そうすることで、洋紙に慣れた私たちが書きやすいようにしてくれているのです。
さらにハンドプリントでイラストが添えられます。
こうして、ていねいにていねいに、時間をかけてつくられた紙なので「Slow Paper」と呼んでいます。
手に取ってみると、厚みがあって、素朴なあたたかさが感じられます。自然とていねいにメッセージを書きたくなるカードです。
手漉き紙のミニグリーティングカード(3枚セット)
手漉き紙のグリーティングカード・トリ
手漉き紙のグリーティングカード・フラワー
フワッと柔らかい風合いの紙なので、万年筆や水性のペンだと、インクを吸い過ぎてしまいます。油性のボールペンや鉛筆が書きやすいですよ。私はボールペンで文章を書いたら、色鉛筆で*や☆を描いて、にぎやかにするのが好きです。
プロクリティで働く生産者さんたちは、フェアトレードの手仕事によって大きく暮らしが改善しました。
生産者さんたちは自分の仕事にやりがいを持って働き、家族を養える喜びにあふれています。
「Slow Paper」は、ていねいにつくられているだけでなく、そんな幸せな背景があります。
フェアトレードのアイテムを選ぶことは、生産者さんたちの幸せをサポートし、私たちにも幸せが返ってくるお買い物ができるということです。
私は「Slow Paper」のカードを、結婚式の招待状やメニューなどの台紙としても使いました。大切な方々へ、感謝の気持ちがより伝わるのを願って。フェアトレードの手仕事のアイテムは、そんな気持ちを伝えるのにピッタリだと思います。
ちなみに……書き損じてしまった場合の対処法。
私は修正液やテープの代わりに、慎重にカッターで紙の表面を削っています。紙の繊維がけば立つので、キュッと押さえつけて落ち着かせるのがコツです。
そして、贈るカードだけでなく、日ごろ目にするもので「ていねい」を思い出すのにいいアイテムが、カレンダー!
リサイクルサリーと手漉き紙のカレンダー・ハウス
リサイクルサリーと手漉き紙のカレンダー・トリ
リサイクルサリーを貼った台紙に、10×9.5センチのコンパクトなカレンダー。星つきタッセルもチャームポイントで、インテリアとしても目を惹きます。
「ていねいな暮らしをしたいな~」と思いつつ、ついつい目の前の忙しさに気持ちを奪われてしまいがちな私。暮らしの中に「ていねい」「ゆっくり」を取り入れるのに、まずはSlowなカレンダーを手に入れたいと思います。
季節のご挨拶や新しい年の準備に、あたたかな想いを添えて。みなさまも「Slow Paper」はいかがでしょうか?
12月もあっという間に半ば。ついつい慌ただしい気配にバタバタしてしまうのですが、そんな時にいつも思い出すのが、「心を亡くすと書いて、忙しい」という言葉。
ちょっと立ち止まって、振り返ってみるのも大事ですね。は~っ、今年もたくさんの方にお世話になったなぁ。思い返しているうちに、じんわりとあたたかい気持ちとエネルギーが湧いてきます。
そんな、感謝の気持ちを込めてクリスマスカードを贈ったり、ギフトにメッセージを添えるのに、手漉き紙のアイテムがおススメです。
ピープルツリーの紙ものは、木材パルプではなく、バングラデシュで入手しやすいジュート(黄麻)やホテイアオイ(水草)、余剰コットンといった素材を使っています。自生していて成長が早い植物やリサイクル素材を上手く活用することで、持続可能なものづくりができます。
つくってくれているのは、バングラデシュの「プロクリティ」。ベンガル語で「自然」という意味の通り、自然素材を使った環境にやさしいハンドメイド雑貨を生産しています。ピープルツリーとも長年のお付き合いです。
素材となる繊維をナタで細かくカットし、ていねいに洗って、煮出してやわらかくしたら、また洗って。そんな地道な作業を繰り返してから、手漉きの工程に入ります。
日本の和紙は、繊維を絡ませるために木枠を大きく揺すりますが、プロクリティでは静かに水が落ちるのを待ちます。
ちなみに、紙漉きに使う道具の「ス」もお手製です。
できた紙は1枚1枚、乾かします。
天日干しではなく、熱い鉄壁に貼り付けて乾かすタイプのドライヤーを用いることもあります。これがあると、お天気に左右されることなく作業を進められますね。
こうしたドライヤーは日本の和紙作りの現場でも電気式のものが使われているそうですが、プロクリティでは薪を使って火力で熱しています。
1枚1枚乾かしたら、 ローラーやプレス機を使って紙をプレスして、表面を滑らかにします。そうすることで、洋紙に慣れた私たちが書きやすいようにしてくれているのです。
さらにハンドプリントでイラストが添えられます。
こうして、ていねいにていねいに、時間をかけてつくられた紙なので「Slow Paper」と呼んでいます。
手に取ってみると、厚みがあって、素朴なあたたかさが感じられます。自然とていねいにメッセージを書きたくなるカードです。
手漉き紙のミニグリーティングカード(3枚セット)
手漉き紙のグリーティングカード・トリ
手漉き紙のグリーティングカード・フラワー
フワッと柔らかい風合いの紙なので、万年筆や水性のペンだと、インクを吸い過ぎてしまいます。油性のボールペンや鉛筆が書きやすいですよ。私はボールペンで文章を書いたら、色鉛筆で*や☆を描いて、にぎやかにするのが好きです。
プロクリティで働く生産者さんたちは、フェアトレードの手仕事によって大きく暮らしが改善しました。
生産者さんたちは自分の仕事にやりがいを持って働き、家族を養える喜びにあふれています。
「Slow Paper」は、ていねいにつくられているだけでなく、そんな幸せな背景があります。
フェアトレードのアイテムを選ぶことは、生産者さんたちの幸せをサポートし、私たちにも幸せが返ってくるお買い物ができるということです。
私は「Slow Paper」のカードを、結婚式の招待状やメニューなどの台紙としても使いました。大切な方々へ、感謝の気持ちがより伝わるのを願って。フェアトレードの手仕事のアイテムは、そんな気持ちを伝えるのにピッタリだと思います。
ちなみに……書き損じてしまった場合の対処法。
私は修正液やテープの代わりに、慎重にカッターで紙の表面を削っています。紙の繊維がけば立つので、キュッと押さえつけて落ち着かせるのがコツです。
そして、贈るカードだけでなく、日ごろ目にするもので「ていねい」を思い出すのにいいアイテムが、カレンダー!
リサイクルサリーと手漉き紙のカレンダー・ハウス
リサイクルサリーと手漉き紙のカレンダー・トリ
リサイクルサリーを貼った台紙に、10×9.5センチのコンパクトなカレンダー。星つきタッセルもチャームポイントで、インテリアとしても目を惹きます。
※リサイクルサリーを使用しているため、すべては一点ものとなり、色や柄のご指定をいただくことができません。あらかじめご了承ください。
「ていねいな暮らしをしたいな~」と思いつつ、ついつい目の前の忙しさに気持ちを奪われてしまいがちな私。暮らしの中に「ていねい」「ゆっくり」を取り入れるのに、まずはSlowなカレンダーを手に入れたいと思います。
季節のご挨拶や新しい年の準備に、あたたかな想いを添えて。みなさまも「Slow Paper」はいかがでしょうか?
動画のご紹介
2012年 バングラデシュの生産者団体「プロクリティ(MCC)」(5:24)
※外部サイト(YouTube)へリンクします。
2021年「30周年記念イベント」(1:42:27)
※外部サイト(YouTube)へリンクします。
元デザイナーのスライヤさんが登壇してくださいました。(00:23:00頃~)