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記事: 手仕事が旅するアクセサリー。

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手仕事が旅するアクセサリー。

こんにちは。デザインチームのサラです。

長かったコロナの混沌とした日々が、春の訪れとともに私たちの背中を前に押してくれるような緑芽吹く季節です。
それに春は新しい自分に出会う機会でもありますね。

疎遠だった旅行も少しずつ身近になってきましたし、まだまだ外国に行くのは敷居が高くても、異国からやって来た手づくりアクセサリーを身につけて気分を変えてみるのはいかがでしょうか?

ピープルツリーで主にご紹介しているアクセサリーは
ケニアとインドのフェアトレード団体による手づくりアクセサリー。

私の恩師のおばぁちゃん先生が「人がにぎるおにぎりと機械がつくったおにぎりでは栄養素は一緒でも中身が全然違うのよ!」
みたいなことをいつも言っていました。

機械ではなく、職人の手によってつくられるアクセサリー。
「どんな人がつけてくれるのかな?」と思いながら金属をハンマーで叩いたり、仲間と一緒に和気あいあいとテーブルを囲んでビーズを通したり、
「喜んでくれるかな?」と想いをはせてできあがったかもしれないアクセサリーがはるばる海を渡って手元に届く。
そんな楽しい気持ちもピープルツリーのアクセサリーには含まれているのです、きっと。

ケニアの生産者団体「ボンボルル・ワークショップ」


ケニアのフェアトレード団体「ボンボルル・ワークショップ」では主に真鍮やラクダの骨を使ったアクセサリーをつくっています。

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真鍮サークルピアス

このアクセサリーは、板状のメタルをハンマーで叩いて凹凸感をつくります。
そのため、ひとつ作るのに何十回も叩くことになるのです。

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ひとつひとつ真鍮のバーやシートから形を切り出し、ハンマーで叩いて模様をつけて……
そんな手仕事の積み重ねで、味のある風合いが表現できているのです。

この団体は1969年にできたのですが、1987年に身体に障がいがある人たちを支援する団体に引き継がれました。現在の職人の中には車いすを使用している方や麻痺のある方もいらっしゃいます。

コロナ禍で収入が減った際には、彼らはイギリスの支援団体主催のもと、ダンスを教えるワークショップをオンラインで開催しました。

収穫を祝うダンスのレッスンから始まり、生産者さんの生い立ちを語るコーナー、おいしいコーヒーの淹れ方コーナー、そして最後は部長のQ&A タイムでした。
日本時間で夜中の2時スタート(ケニアは夜8時、イギリスは夜6時)でしたが、軽快な打楽器の音と楽しいダンスでテンションが上がったことを思い出します。

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この写真は以前出張で訪れた際のもの。
※ワークショップの時のものではないです。

苦しい時でも明るく楽しく乗り越えよう! そんな素敵な気持ちを持った彼らから届いたアクセサリー。
身につけると、元気がわいてくる気がします。

ボンボルル・ワークショップアクセサリーはこちら ≫

インドの生産者団体「タラ・プロジェクト」


インドのフェアトレード団体「タラ・プロジェクト」では、主にガラスビーズ、天然石、クロシェ編みなどのアクセサリーをつくっています。

クロシェ編みは、当たり前ですが1本の糸から形ができることがいつ見てもいいなーと思います。
道具もかぎ針1本ででき、電力も使わず、とてもエコな気持ちになります。

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クロシェ編みピアス

タラ・プロジェクトは貧困やカースト制といったインドの社会問題を解決しようという活動家や教師によって1966年につくられました。
児童労働撲滅のために啓発活動を行ったりしているので、ピープルツリーが提供しているアクセサリーにはもちろん子どもたちが強制的につくらされたものはありません!

タラ・プロジェクトには沢山のグループがあり、ガラスビーズや製品をつくったり、クロシェ編みをしたり、織物、メタルアイテム、バッグなどの縫製をする団体があります。
職人さんが作業するテーブルにはビーズや細かいパーツがバラバラにならないようにボウルが組み込まれています。

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タラ・プロジェクトのアクセサリーはこちら ≫
 
そんな手仕事と気持ちが詰まったアクセサリーが、異国からの長い船旅を終えて、この春も私たちのもとに届きました。

小さなアクセサリーひとつにも色々なストーリーや想いがこもっています。
どうぞやさしい気持ちをまとってフレッシュな気持ちで春をお過ごしください。

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