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記事: 今日は何の日? 「そのこ」のことを知って伝えてください!

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今日は何の日? 「そのこ」のことを知って伝えてください!

こんにちは。
世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)事務局長の白木朋子です。
突然ですが、今日が何の日かご存知ですか?



6月12日は、「児童労働反対世界デー(World Day against Child Labour)」。
世界中で、児童労働について知り考えて、行動を起こす日として、2003年に国際労働機関(ILO)が定めました。



そんな日にぜひ読んでいただきたい詩が「そのこ」。
詩人の谷川俊太郎さんが児童労働を伝えるために書きおろしてくれた詩です。







「そのこ」とは、児童労働している子どもたちのこと。
学校にも行けず、健康や安全な暮らしを奪われて働いている子どもたちは、
世界で1億6800万人、世界の子どもの9人に1人にあたるといわれています。




チョコレートの原料カカオを作っているところで(ガーナ)チョコレートの原料カカオを作っているところで(ガーナ)



タオルや洋服などに使われている綿の生産地でも(インド)タオルや洋服などに使われている綿の生産地でも(インド)



遠くにいる「そのこ」と日本に暮らすわたしたちは、モノを通じて、そしてひとつの空の下に生きる仲間として、つながっているのです。



でもそのことはあまりまだ知られていません。見えないこと、知らないことが、児童労働への取り組みを遅くしている。わたしたちはそう考えています。



冒頭の写真は、ACEがインドのアンドラプラデシュ州で行っているプロジェクトで運営しているブリッジスクールに通う子どもたち。かつてはコットン畑で働いていた子どもたちです。私たちが現状に気づいて取り組めば、多くの子どもたちを助けることができます。



やっぱり子どもたちには笑顔でいてほしい。やっぱり子どもたちには笑顔でいてほしい。



世界の子どもたちに何が起きているかもっと多くの人たちが知り、つながりを感じられるようになれば、そのつながりを活かして問題解決のためのアクションが起こせるはず。
途上国の生産者の自立を助けるフェアトレードも、児童労働の解決につながるひとつの方法です。



ACEでは、今日6月12日から8月12日の2ヵ月間、「そのこ」を10万人に伝えるキャンペーンを行っています。今日の児童労働反対世界デーに、ぜひ「そのこ」を読んで、子どもたちのことを考えてみてください。そして、この詩をひとりでも多くの方々にシェアしてください!



「そのこ」の未来キャンペーン  http://acejapan.org/sonoko/


20140612_04※「そのこ」の絵本も購入することができます。
詳しくはキャンペーンサイトからオンラインショップへ。




20140612_05


ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジは、児童労働ネットワークが主催する、「ストップ!児童労働キャンペーン2014」に参加しています。
今年ブラジルで開催されるサッカーワールドカップにあわせて、「ストップ!児童労働」の意思表示を示す、レッドカードアクションも実施しています。ぜひこちらもご参加ください!


児童労働にレッドカード!児童労働にレッドカード!

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