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記事: 英国大使館でザンドラ・ローズのプレスイベントを開催しました!

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英国大使館でザンドラ・ローズのプレスイベントを開催しました!

イギリスのデザイナー、ザンドラ・ローズを日本に迎えて、9月11日に英国大使館でプレスイベントを開催しました。
イベントでは報道関係の方々にお集まりいただき、ピープル・ツリーとのコラボレーション・コレクションをお披露目しました。



イベントの後半は、フェアトレードのイングリッシュ・ティー・パーティーを開き、マカイバリ茶園の紅茶と手作りのスコーンにクロテットクリーム、サンドウィッチを楽しみました。



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サフィア・ミニー(以下、サフィア): 今ロンドンでは、ちょっとしたパンク・リバイバルですね。そのことについて、どう思いますか?

ザンドラ・ローズ(以下、ザンドラ): パンクが復活しているのは間違いないわね。ニューヨークのメトロポリタン美術館では、パンクファッションをテーマにした「Punk:Chaos to Couture」展を開催していますが、裂け目があったり、安全ピンをつけた私の洋服が使われています。でも、まだそこまで進んではいないと思います。

サフィア: パンクはいわゆる反体制運動みたいなものですか?

ザンドラ: ストリートでは、パンクは反体制ですね。私は服そのものからパンクを取り入れました。袖をドレスに縫いつけるのでなく、ピンでつけちゃいけないのかしら? スクリーン・プリントがレーザー・デジタル・プリントにとって代わったのと同じように受け取っちゃいけないのかしら?

サルバドール・ダリがデザインした「裂け目」をデザイナーのエルザ・スキャパレッリがドレスに応用して、すそを引きずる裂け目をつけたのと同じことです。より写実的になります。なぜもう少し三次元的にしないのでしょう? そうすると服の裂け目が美しくラグジュアリーに見えます。今ならきっと受け入れられると思うので、パンクになれるはず!

サフィア: パンク・リバイバルはどこから来たと思いますか? 世界で起きている何らかの文化的な背景がきっかけになっているのでしょうか?

ザンドラ: 雑誌や展示会があればファッションのリバイバルを起こすことができる、ともいえます。ごみ袋からつくったドレスや、まるでごみ袋からつくったように見えるドレス。どっちに行くのが全然わかりません。

サフィア: ピープル・ツリーがパンクを始めるとします。人と地球を大切にするソフトな印象のブランドが流行の最先端のとがったハードなスタイルをするというのは、あなたにとって矛盾することでしょうか? もしくは、ソフトでエシカルな消費者が本来の姿よりとがったファッションで歩く、という考えはどう思いますか?

ザンドラ: ファッションは流行とともに変わります。あなたを突き動かすエシカルな感覚を見失わなければ、最先端でとがったパンクルックであっても、エシカルなことを気にしていないという意味ではないと思います。


ザンドラとのコラボレーション・シリーズを着て。左から、サフィア、ザンドラ、フリーアナウンサーの末吉里花さん。ザンドラとのコラボレーション・シリーズを着て。左から、サフィア、ザンドラ、フリーアナウンサーの末吉里花さん。



ザンドラ・ローズ・コラボレーション・シリーズはこちら



ザンドラがインドの生産者を訪ねた様子はこちらのビデオからご覧いただけます。



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