ピープルツリーアンバサダー・末吉里花さんから届いたメッセージ
「幸せのものさし」取り入れてみませんか?
先日からはじまったオーガニックセプテンバー。オーガニックを知り、取り入れ、広めていこうというキャンペーン。
みなさんはどんな風に取り入れていますか?
今日は一般社団法人エシカル協会の代表理事であり、ピープルツリーのアンバサダーとしても早くからオーガニックを取り入れている末吉里花さんから頂いたメッセージをご紹介します。
-----------------------
みなさんこんにちは。
日本で手にできるオーガニックの製品は、ここ数年でずいぶんと増えたように感じます。
私自身の暮らしを考えても、衣食住の観点からみてオーガニックのものを選択できる機会が多くなりました。
とはいえ、実際の統計を見ると驚きます。
例えば、オーガニックコットンの生産量は、世界の原綿生産量のわずか約 1%です。なかなか1%の壁を超えることができていません。
日本の耕地面積における有機栽培の畑の割合は約0.2%しかないのが現状です。
作り手の方たちがこれだけ少ないとなると、製品の値段が高くなり消費者の手に届きにくい、あるいは選択肢が少ないのでなかなか広まらない、などといったいくつもの課題が持ち上がります。
自宅でオーガニックコットンを育てています。(PTアンバサダーの鎌田安里紗さんのプロジェクトの一環として)
美しい花が咲いたあと、コットンボールのつぼみができました。もう少ししたらはじけてコットンが現れるかも。
こうした課題を解決していくためには、国の政策や企業側の努力など色々な方法がありますが、その他にとても有効な手段があります。
私たち消費者が企業やお店に対して、積極的にポジティブな意思表明をしていくこと。
例えば、自分がよく行くスーパーやお店に、オーガニックのものが置いてなければ、私はこのお店が大好きだからこそぜひ置いてほしい、と理由を添えて店員に伝える、ということです。
企業側はお客様に売れる製品をできるだけ置こうとします。そうでないと潰れてしまうからです。
であれば、私たちがどんな製品が欲しいのかを、きちんと伝えることが大事です。
そして消費者として、自分の大切なお金を意識しながら賢く使う、ということです。
大好きなピープルツリーのオーガニックティー。とても上品な味わいで美味しくて、毎日飲んでいます。
「オーガニック」とは「ORIGIN」が語源です。
生命の源や、自然の有機的なつながりを意味した概念として使われています。だからなのか、私はオーガニックのものに触れるととても心地が良い気分になります。
それは、自然とのつながりを本能的に感じることができるからかもしれません。自然の恵み(太陽・水・土地・生物など)を活かした作り方だからこそ、無理がなく、使い手にもスッと馴染む。そんな製品がオーガニックの魅力だと思います。
ただ、ここでとても重要なことは、オーガニックのものは使い手である私たちにとって良いもの、だけではありません。実は作り手たちの健康を守り、さらには地球環境にも配慮しています。
例えば、一般的にコットンを作るために大量の農薬と殺虫剤を使いますが、この影響を受けてコットン農家さんやその家族、畑の周辺に暮らす住民たちが健康被害に苦しんでおり、年間で2〜3万人が亡くなっている、という統計も出ています。
使い手である私たちだけがハッピーではなく、作り手も環境もハッピーなものがオーガニック。
まさにオーガニックは「五方よし=作り手よし、売り手よし、買い手よし、世間(環境)よし、未来よし」です。
有機栽培の農家さんから送ってもらう野菜で作るスムージー。まるごと野菜を使うからこそオーガニックを選びたいです。
笑顔の連鎖を作るオーガニックは、無理なくできるところから暮らしに取り入れてみると、きっとその魅力を製品からだけでなく、その製品の背景にある物語から感じ取ることができると思います。
ピープルツリーのオーガニック製品もまさに五方よし。
たとえ「消費」をして消えて費やしてしまったとしても、その背景にいる作り手の笑顔や物語が心に残ります。それを感じることができると、「消費」という概念が変わってくるはずです。
今までと違う「幸せのものさし」を手に入れることができるかもしれません。
上下で合わせたパープルのオーガニックコットンの洋服は着心地抜群。アクセサリー次第でカジュアルにもお出かけ用にもなりお気に入り。
tops:オーガニックコットン天竺キモノスリーブトップ
skirt:オーガニックコットン天竺タックスカート
accessory:リーフモチーフネックレス
オーガニックセプテンバーを機に、ぜひ暮らしの中に新しい「幸せのものさし」を取り入れてみませんか?
一般社団法人エシカル協会代表理事
末吉里花
ピープルツリーのオーガニックコットンのアイテムはこちら
-------------------
【末吉 里花(すえよし りか)さんプロフィール】
一般社団法人エシカル協会代表理事
日本ユネスコ国内委員会広報大使
慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。日本全国の自治体や企業、教育機関で、エシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。
著書に『祈る子どもたち』(太田出版)、『はじめてのエシカル』(山川出版社)。絵本『じゅんびはいいかい?~名もなきこざるとエシカルな冒険~』(山川出版社)。
消費者庁「倫理的消費」調査研究会委員(2015.5~2017.3)、東京都消費生活対策審議会委員、日本エシカル推進協議会理事、日本サステナブル・ラベル協会理事、NPO法人FTSN(Fair Trade Students Network)関東顧問、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン アドバイザー、損保ジャパン日本興亜環境財団評議員、一般社団法人地域循環社会連携協会理事、花王株式会社ESGアドバイザリーボード、新渡戸文化学園NITOBE FUTURE ADVISOR、1% for the Planetアンバサダー、ピープルツリーアンバサダー
https://ethicaljapan.org
みなさんはどんな風に取り入れていますか?
今日は一般社団法人エシカル協会の代表理事であり、ピープルツリーのアンバサダーとしても早くからオーガニックを取り入れている末吉里花さんから頂いたメッセージをご紹介します。
-----------------------
みなさんこんにちは。
日本で手にできるオーガニックの製品は、ここ数年でずいぶんと増えたように感じます。
私自身の暮らしを考えても、衣食住の観点からみてオーガニックのものを選択できる機会が多くなりました。
とはいえ、実際の統計を見ると驚きます。
例えば、オーガニックコットンの生産量は、世界の原綿生産量のわずか約 1%です。なかなか1%の壁を超えることができていません。
日本の耕地面積における有機栽培の畑の割合は約0.2%しかないのが現状です。
作り手の方たちがこれだけ少ないとなると、製品の値段が高くなり消費者の手に届きにくい、あるいは選択肢が少ないのでなかなか広まらない、などといったいくつもの課題が持ち上がります。
自宅でオーガニックコットンを育てています。(PTアンバサダーの鎌田安里紗さんのプロジェクトの一環として)
美しい花が咲いたあと、コットンボールのつぼみができました。もう少ししたらはじけてコットンが現れるかも。
こうした課題を解決していくためには、国の政策や企業側の努力など色々な方法がありますが、その他にとても有効な手段があります。
私たち消費者が企業やお店に対して、積極的にポジティブな意思表明をしていくこと。
例えば、自分がよく行くスーパーやお店に、オーガニックのものが置いてなければ、私はこのお店が大好きだからこそぜひ置いてほしい、と理由を添えて店員に伝える、ということです。
企業側はお客様に売れる製品をできるだけ置こうとします。そうでないと潰れてしまうからです。
であれば、私たちがどんな製品が欲しいのかを、きちんと伝えることが大事です。
そして消費者として、自分の大切なお金を意識しながら賢く使う、ということです。
大好きなピープルツリーのオーガニックティー。とても上品な味わいで美味しくて、毎日飲んでいます。
「オーガニック」とは「ORIGIN」が語源です。
生命の源や、自然の有機的なつながりを意味した概念として使われています。だからなのか、私はオーガニックのものに触れるととても心地が良い気分になります。
それは、自然とのつながりを本能的に感じることができるからかもしれません。自然の恵み(太陽・水・土地・生物など)を活かした作り方だからこそ、無理がなく、使い手にもスッと馴染む。そんな製品がオーガニックの魅力だと思います。
ただ、ここでとても重要なことは、オーガニックのものは使い手である私たちにとって良いもの、だけではありません。実は作り手たちの健康を守り、さらには地球環境にも配慮しています。
例えば、一般的にコットンを作るために大量の農薬と殺虫剤を使いますが、この影響を受けてコットン農家さんやその家族、畑の周辺に暮らす住民たちが健康被害に苦しんでおり、年間で2〜3万人が亡くなっている、という統計も出ています。
使い手である私たちだけがハッピーではなく、作り手も環境もハッピーなものがオーガニック。
まさにオーガニックは「五方よし=作り手よし、売り手よし、買い手よし、世間(環境)よし、未来よし」です。
有機栽培の農家さんから送ってもらう野菜で作るスムージー。まるごと野菜を使うからこそオーガニックを選びたいです。
笑顔の連鎖を作るオーガニックは、無理なくできるところから暮らしに取り入れてみると、きっとその魅力を製品からだけでなく、その製品の背景にある物語から感じ取ることができると思います。
ピープルツリーのオーガニック製品もまさに五方よし。
たとえ「消費」をして消えて費やしてしまったとしても、その背景にいる作り手の笑顔や物語が心に残ります。それを感じることができると、「消費」という概念が変わってくるはずです。
今までと違う「幸せのものさし」を手に入れることができるかもしれません。
上下で合わせたパープルのオーガニックコットンの洋服は着心地抜群。アクセサリー次第でカジュアルにもお出かけ用にもなりお気に入り。
tops:オーガニックコットン天竺キモノスリーブトップ
skirt:オーガニックコットン天竺タックスカート
accessory:リーフモチーフネックレス
オーガニックセプテンバーを機に、ぜひ暮らしの中に新しい「幸せのものさし」を取り入れてみませんか?
一般社団法人エシカル協会代表理事
末吉里花
ピープルツリーのオーガニックコットンのアイテムはこちら
-------------------
【末吉 里花(すえよし りか)さんプロフィール】
一般社団法人エシカル協会代表理事
日本ユネスコ国内委員会広報大使
慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。日本全国の自治体や企業、教育機関で、エシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。
著書に『祈る子どもたち』(太田出版)、『はじめてのエシカル』(山川出版社)。絵本『じゅんびはいいかい?~名もなきこざるとエシカルな冒険~』(山川出版社)。
消費者庁「倫理的消費」調査研究会委員(2015.5~2017.3)、東京都消費生活対策審議会委員、日本エシカル推進協議会理事、日本サステナブル・ラベル協会理事、NPO法人FTSN(Fair Trade Students Network)関東顧問、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン アドバイザー、損保ジャパン日本興亜環境財団評議員、一般社団法人地域循環社会連携協会理事、花王株式会社ESGアドバイザリーボード、新渡戸文化学園NITOBE FUTURE ADVISOR、1% for the Planetアンバサダー、ピープルツリーアンバサダー
https://ethicaljapan.org