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記事: 【祝!フェアトレード新聞創刊】 マエキタミヤコのいきものフェアトレード・特別編

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【祝!フェアトレード新聞創刊】 マエキタミヤコのいきものフェアトレード・特別編

エコとは、丁寧に生きること。いきものといのちを大事にすること。
食べ物、着る物、住まいの色々、それらの由来と時間経過を知って選んで、新しい価値観で暮らすこと。
古い成り上りお金持ちの生活様式を羨望しないこと。



環境広告屋として生と幸福と生活について考えていた10年程前、
ピープル・ツリーのサフィア・ミニーさんと出会い、
フェアトレードを教えてもらった。



彼女はそれまで珈琲やチョコレートなど食べ物が主流だったフェアトレードの世界に、買い手の好みと作り手の事情を双方調整して生み出すフェアトレードファッションという新ジャンルを開拓していた。
それを買い支えていたのが、後発に見える日本の消費者だという事実にも興奮した。
快進撃はロンドンに達し、目抜き通りのトップショップにピープル・ツリーの商品が並んでいた。



当時も今もピープル・ツリーは日本が世界に誇るオリジナルのフェアトレード企業だということは、その実績ほどには知られていない。
ああ、なんてもったいない。
「いいこと」をビジネスで成り立たせようとする気概に驚愕しつつ、最大の敬意を表しながら、そのエッセンスを商品で表すなら、私は「3色アルパカ・ストール」を紹介したい。
「ヨーロッパでは別の色に染めやすい白の需要が多いから、現地では黒や茶色のアルパカが減っているの。これ3色、みんな染めていない天然の色、みんながいていい仲良しストール、いいでしょ」。



楽しそうなサフィアさんの表情を思い出す。
遺伝子的にはさほど変わらないのだろうけど、白茶黒がまだらに混ざる、三毛色の生物多様性ストール。
とても象徴的で、モダンシックに目立つ。
肌触りも抜群、オシャレであたたかくて、エシカル。
首に巻くたび3匹のなかよしアルパカのお礼が聞こえてきそう。
倫理と商売を両立させて世界を切り開いていくサフィアさんの、人としての自然への気遣いは筋金入りだ。



私も買い支えることでお手伝いに参加できればと思う。



サステナ代表 マエキタ ミヤコ
環境広告クリエイティブディレクター。環境広告サステナ創設。エコライフスタイル誌「エココロ」創刊。市民キャンペーンやエコ企業やエコ商品の広告、「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表幹事、大地を守る会、生活クラブ等手がける。京都造形芸術大学・東北芸術工科大学客員教授。主著「エコシフト」。


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☆☆ フェアトレード新聞2号は2014年2月発行予定 ☆☆

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