コンテンツへスキップ

記事: 児童労働をなくそう!
~今日は「児童労働反対世界デー」

campaign

児童労働をなくそう!
~今日は「児童労働反対世界デー」

今日6月12日は「児童労働反対世界デー」。ILO(国際労働機関)が世界の目を児童労働に向け、児童労働を撲滅する必要性を世界に訴えるために制定しました。

児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険で有害な労働を指します。いま世界で1億5200万人、つまり子どもの10人に1人が児童労働に駆り出されているとみられています*。
(*出典 ILO ”Global Estimates of Child Labour: Results and trends, 2012-2016″2017年9月発表)



 

児童労働は遠い海外の問題と思われがちですが、児童労働者の約70%は農林水産業に従事しており、コーヒーやタバコ、コットンなど、日本の私たちが購入する製品の陰で子どもたちが犠牲になっている可能性があるのです。私たちがどこで誰がどのようにつくったものか知らないまま製品を購入することで、知らず知らずのうちに児童労働に加担してしまうかもしれません。
 

フェアトレードでは、10の指針のひとつに「児童労働の禁止」を挙げています。フェアトレード団体は生産プロセスで誰が関わっているかの情報を公開し、児童労働が行われていないことを確認する義務を負っています。

フェアトレード商品を選んで購入することは、作り手の権利が守られ子どもたちが教育を受け健全な環境で育つよう支援することにつながります。

WFTOが定めるフェアトレード10の指針。「指針5」に児童労働の禁止がうたわれている

 

6月12日をはさんで2か月間、7月15日まで「ストップ!児童労働キャンペーン」が行われています。

具体的なキャンペーンのアクションは、
  • ストップ!児童労働50万人署名

  • 日本政府に対し、児童労働問題解決のためのアクションを求める署名を提出
  • レッドカード・アクション

  • "ALL TOGETHER AGAINST CHILD LABOUR"と書かれたレッドカードを手に持った自撮り写真をSNSで拡散
    #STOPCL
    などがあります。

    そして、フェアトレード製品を購入することもアクションのひとつ。
    日常購入する服やコーヒー、紅茶などをフェアトレードに代えて、「ストップ!児童労働」に参加しませんか?