フェアトレードの学校「古くて新しいファッションの楽しみ方~ファッションレボリューション」ご報告&上映会のお知らせ
【フェアトレードの学校】
4月18日(日)に、「古くて新しいファッションの楽しみ方~ファッションレボリューション」というタイトルで、フェアトレードの学校をピープルツリー自由が丘店にて開催しました。
「ファッションレボリューション」は、アパレル産業における透明性を求めてアクションを起こす世界的なキャンペーン。今年は、4月19日(月)~25日(日)に「ファッションレボリューション・ウィーク」として、世界中で様々なイベントが開催されます。
▼ファッションレボリューション・ウィークについて(公式サイト)
https://www.fashionrevolution.org/asia/japan/
さて、「透明性」とは一体何でしょう? それは、「どこで、誰が、どんなふうに作ったか」が分かることです。
このキャンペーンが始まったきっかけは、2013年4月24日にバングラデシュの首都ダッカで起きた、縫製工場ラナプラザの崩落事故でした。2,500名以上の方が負傷し、1,100名以上の方が亡くなったこの大規模な人災です。
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安価な衣類を求める生活者に対して、大量消費を前提とした大量生産、そして大量廃棄が恒常化しているアパレル産業において、生産者の立場はとても弱く、安全な労働環境もなければ生活の保障もない実態がかつてない規模で明るみに出ました。
利益や効率を上げることは経済を回すうえで必要なことではありますが、行き過ぎた利益・効率至上主義の結果、人間らしさを奪われる働き手がいること、ましてや人の命が奪われることは、あってはならないことです。
また、衣類の素材として大きな役割を果たしているコットンは、「天然素材」という健康や環境に良いイメージとは裏腹に、農薬使用が引き起こす農家の健康被害や貧困問題、土壌や水質の汚染などの環境破壊、児童労働など、様々な問題を抱えています。
こうした問題を知ると、おしゃれを楽しむことに後ろめたさを感じてしまうかもしれません。
何を着たらいいのか、分からなくなってしまうかもしれません。
でも、お気に入りの服を着たときに感じる高揚感、背筋がすっと伸びて気が引き締まる感覚……おしゃれは本来、私たちに喜びやエネルギーを与えてくれるものだと思うのです。
だからこそ、「どこで、誰が、どんなふうに作ったか」に関心を持ち、自分が何に幸せを感じ、大切に思うのか。心から楽しめるライフスタイルを見つめてみませんか?というのが、今回のフェアトレードの学校の主旨でした。
新しいものを買うなら、働き手が誇りをもって幸せに作っているフェアトレードのものを。そしてその前にまず、手持ちのものを生き返らせる創意工夫も!ということで、リメイクのアイデアをいろいろとシェアしました。
(事前にお客さまからいただいた写真をスライドで紹介したり、現物を披露したりしました)
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お客さまにお持ちいただいたポンチョ。なんとお母さまが高校時代に編んだひざ掛けをリメイクしたものだそう!
肌触りは気に入っているのに、顔がくすんで見えてしまう色合いのニットをエコ染料で染めました。
※アンバサダーの末吉里花さんのInstagramでも染め直しの紹介をされています。
「お繕い」をデザインのアクセントとして楽しんでみたり。ワンポイントや補強の意味で刺繍をしてみたり。レースやバイヤステープを付け足してみたり、染め直したり、ダーニングしたり、形を変えて別のアイテムに生まれ変えらせたり。
ひと手間かけた分、愛着もひとしおです。かかる時間、難易度もバラバラですが「リメイクにはこんなにもいろいろな手段があるんだ!」という気づきがあり、参加者のみなさんから「私もやってみよう」という声が上がりました。
やってみると、自分の手を動かすことで手仕事にかかる労力をさらにリアルに想像できるようになり、生産者への感謝と敬意も深まることでしょう。たくさんのものをなんとなく買うよりも、吟味して本当に気に入ったものを長く使うほうが、幸せ。お買い物の仕方や、ライフスタイルも変わるはず。
何事も「楽しむ」ことが、始めるきっかけ、続けるコツです。現状をきちんと知り、これからどうしたいのかを考え、楽しんで実行する。そんなきっかけになったのではないでしょうか。
【ZOOM上映会&語り合いのお知らせ】
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私たちと世界とのつながりについてもっと知るきっかけとして、ラナプラザの事故が起きた4月24日に、『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』の上映会を企画しました。
この映画は、ラナプラザの崩落事故をきっかけに、ファッション産業の裏側を取材したドキュメンタリー映画です。フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」と、母体NGO「グローバル・ヴィレッジ」の創設者であるサフィア・ミニーも登場します。
初めての方はもちろん、これまでにご覧になった方も、ご自身の視点の変化とともに見るたびに新たな気づきが得られる映画です。
大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした社会の在り方は、もはや「持続可能ではない」と多くの人が気づいています。一緒に映画を見て、それぞれの気づきや思いを共有し、これからのライフスタイルについて話し合いませんか?
→ 詳細&お申し込みはこちら https://20210424gv-thetruecost.peatix.com/
開催日時:2021年4月24日(土)19:00~21:40
参加費:1500円(500円オフになるお買い物クーポン付き グローバル・ヴィレッジ会員は1000円)
4月18日(日)に、「古くて新しいファッションの楽しみ方~ファッションレボリューション」というタイトルで、フェアトレードの学校をピープルツリー自由が丘店にて開催しました。
「ファッションレボリューション」は、アパレル産業における透明性を求めてアクションを起こす世界的なキャンペーン。今年は、4月19日(月)~25日(日)に「ファッションレボリューション・ウィーク」として、世界中で様々なイベントが開催されます。
▼ファッションレボリューション・ウィークについて(公式サイト)
https://www.fashionrevolution.org/asia/japan/
さて、「透明性」とは一体何でしょう? それは、「どこで、誰が、どんなふうに作ったか」が分かることです。
このキャンペーンが始まったきっかけは、2013年4月24日にバングラデシュの首都ダッカで起きた、縫製工場ラナプラザの崩落事故でした。2,500名以上の方が負傷し、1,100名以上の方が亡くなったこの大規模な人災です。
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安価な衣類を求める生活者に対して、大量消費を前提とした大量生産、そして大量廃棄が恒常化しているアパレル産業において、生産者の立場はとても弱く、安全な労働環境もなければ生活の保障もない実態がかつてない規模で明るみに出ました。
利益や効率を上げることは経済を回すうえで必要なことではありますが、行き過ぎた利益・効率至上主義の結果、人間らしさを奪われる働き手がいること、ましてや人の命が奪われることは、あってはならないことです。
また、衣類の素材として大きな役割を果たしているコットンは、「天然素材」という健康や環境に良いイメージとは裏腹に、農薬使用が引き起こす農家の健康被害や貧困問題、土壌や水質の汚染などの環境破壊、児童労働など、様々な問題を抱えています。
こうした問題を知ると、おしゃれを楽しむことに後ろめたさを感じてしまうかもしれません。
何を着たらいいのか、分からなくなってしまうかもしれません。
でも、お気に入りの服を着たときに感じる高揚感、背筋がすっと伸びて気が引き締まる感覚……おしゃれは本来、私たちに喜びやエネルギーを与えてくれるものだと思うのです。
だからこそ、「どこで、誰が、どんなふうに作ったか」に関心を持ち、自分が何に幸せを感じ、大切に思うのか。心から楽しめるライフスタイルを見つめてみませんか?というのが、今回のフェアトレードの学校の主旨でした。
新しいものを買うなら、働き手が誇りをもって幸せに作っているフェアトレードのものを。そしてその前にまず、手持ちのものを生き返らせる創意工夫も!ということで、リメイクのアイデアをいろいろとシェアしました。
(事前にお客さまからいただいた写真をスライドで紹介したり、現物を披露したりしました)
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※アンバサダーの末吉里花さんのInstagramでも染め直しの紹介をされています。
「お繕い」をデザインのアクセントとして楽しんでみたり。ワンポイントや補強の意味で刺繍をしてみたり。レースやバイヤステープを付け足してみたり、染め直したり、ダーニングしたり、形を変えて別のアイテムに生まれ変えらせたり。
ひと手間かけた分、愛着もひとしおです。かかる時間、難易度もバラバラですが「リメイクにはこんなにもいろいろな手段があるんだ!」という気づきがあり、参加者のみなさんから「私もやってみよう」という声が上がりました。
やってみると、自分の手を動かすことで手仕事にかかる労力をさらにリアルに想像できるようになり、生産者への感謝と敬意も深まることでしょう。たくさんのものをなんとなく買うよりも、吟味して本当に気に入ったものを長く使うほうが、幸せ。お買い物の仕方や、ライフスタイルも変わるはず。
何事も「楽しむ」ことが、始めるきっかけ、続けるコツです。現状をきちんと知り、これからどうしたいのかを考え、楽しんで実行する。そんなきっかけになったのではないでしょうか。
【ZOOM上映会&語り合いのお知らせ】
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私たちと世界とのつながりについてもっと知るきっかけとして、ラナプラザの事故が起きた4月24日に、『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』の上映会を企画しました。
この映画は、ラナプラザの崩落事故をきっかけに、ファッション産業の裏側を取材したドキュメンタリー映画です。フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」と、母体NGO「グローバル・ヴィレッジ」の創設者であるサフィア・ミニーも登場します。
初めての方はもちろん、これまでにご覧になった方も、ご自身の視点の変化とともに見るたびに新たな気づきが得られる映画です。
大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした社会の在り方は、もはや「持続可能ではない」と多くの人が気づいています。一緒に映画を見て、それぞれの気づきや思いを共有し、これからのライフスタイルについて話し合いませんか?
→ 詳細&お申し込みはこちら https://20210424gv-thetruecost.peatix.com/
開催日時:2021年4月24日(土)19:00~21:40
参加費:1500円(500円オフになるお買い物クーポン付き グローバル・ヴィレッジ会員は1000円)