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記事: 手織りシルクフォレストプリントができるまで

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手織りシルクフォレストプリントができるまで

「まるで絵本の1ページのような、幻想的なプリントが印象的なシルクフォレストプリント。
しっとりとした上質なシルクに、木と雨、そこに生きるものたちが描かれています。



ひとつひとつ手描きしていると思われるお客さまが多くいるのですが
実はこれ、木版などを使って描くブロックプリントなんです。



ブロックプリントの中では、とてもユニークな方法でつくられているこの商品。
その背景には、生産者のものづくりに対する想いが込められています。



絵を描くようにブロックプリントを押していく


以前紹介したように、ブロックプリントは木版にインクをつけて、ひとつひとつ手で押して
模様をつけていく伝統的な技法。
ブロックプリントについて詳しくはこちら>>




ブロックプリントで多く見られるのは、同じ柄を繰り返し押していく幾何学模様。


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そんな中、手織りシルクフォレストプリントを届けてくれた生産者団体
「サシャ・ハンディクラフト」は、まるで布の上に絵を描くようにブロックプリントを押していきます。






 

 



 

 



 

 

ずれないように、繰り返し押して模様をつくるブロックプリントとは少し違って
全体のデザインを考えて、伝統的な職人技でリズミカルに押していく。
そうやって、この美しい世界を表現した手織りシルクフォレストプリントはできあがりました。




敢えて、同じ柄がでないようにする


このつくり手たちは、木版だけでなく、葉っぱやスポンジなど、いろいろなものをブロックプリントに使います。
手織りシルクフォレストプリントの場合、たとえば雨の部分には……



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この部分には割った竹を使っています。割っただけなので、表面はもちろん自然のままの、デコボコです。


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なのでインクのつき方や押し具合によって、かすれたり、濃淡ができて手仕事独特の味わいが出ます。

そして裾の地面の部分。



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わかりますか?
実は木版の裏側、柄のついていない持ち手側にインクをつけて押しているんです。
長年使っている木版なので、持ち手側は少し欠けていたり、すれていたり。
なので同じ人が同じように押しても、微妙に少しずつ違ってきます。

なぜこのようなやり方をするのでしょうか。
それはつくり手の手仕事に対する想いから。

手仕事でしか表現できない、独特な雰囲気を大切にしているからこそ
その職人の手から、その時に生まれる模様を、一期一会の模様としてとても大事にしています。

すでにある物を上手に使って、より多彩な表現をする工夫をいつも考えているのです。

機械プリントで、同じ柄が一度にたくさんできる今の時代だからこそ
柄が少しずつ違っていることが、美しくて、なんだか愛おしい。
そんなふうに思わせてくれるシリーズです。



お出かけにも、オフィスにも





01

Aラインワンピースはフレアなシルエットが女性らしい、お出かけにオススメのアイテム。
上にニットを羽織れば、長いシーズン楽しめます。
足元を変えて、アクセサリーをつければ、パーティースタイルにも!



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コクーンワンピースはさりげなく体形をカバーしてくれる優秀アイテム。
ボトムスに落ち着いた色を合わせれば、オフィススタイルとしても◎

薄手でも保温力・保湿力に優れてシルクは、これからの季節にも大活躍するアイテム。
ぜひワードローブに取り入れてみてください!


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