末吉里花さんネパールのKTS訪問記part2
末吉里花さんによる、ネパールのKTS訪問記、パート2をお届けします。
パート1はこちらから
*****
KTSのもうひとつの大切な取り組みは、保育園、小学校、孤児院の運営です。
これらの施設の運営費は、20%が海外からの支援金、
残りの80%はフェアトレード製品の売上とのこと。
そのうちのほとんどが、日本とイギリスのピープル・ツリーの売上金だそうです。
わずか2カ月の赤ちゃんを預けられる保育園では食事を1日2回提供。
小学校では英語やコンピュータの授業があり、子どもたちは目を輝かせながら学んでいました。
KTSの孤児院を卒業した20歳のスニルさんは、現在カーペット職人として訓練を受けている最中で、
KTSが自分を育ててくれたと語ってくれました。
社会に必要な本当のセーフティネットが、ここではきちんと設けられていたのです。
この事実を知り、ふとこんな思いが頭をよぎりました。
ネパールでフェアトレードがもたらしているものは、日本でも必要なものではないか、と。
日本では女性が社会に貢献する人間のひとりとして、社会に快く迎えられているか、
様々なハンディを背負う女性が本当に仕事の機会を与えられているか、
子どもを育てていく上で、本当のセーフティネットが存在しているか、などなど。
考えれば考えるほど、私たち自身の問題に戻ってきてしまいました。
つまり、フェアトレードは「他人のためならず」!
ところで、今回ネパールでは私が出会ったニッターたちが編んだニットを着て、
カタログ撮影に臨みました。
どのニットも袖を通せば、生産者のぬくもりが伝わってきて、本当に着心地が良く温かいのです。
私が特に気に入ったのは、個性的なシルエットのポンチョ。
アウターとしてサッと羽織れば誰でもカッコよく決まるはず。
スキニーなデニムに今年流行のニーハイブーツを合わせて着こなしたいです。
もうひとつは、胸に”slow fashion”というメッセージが入った紺色のセーター。
シンプルな形だけに、今年はこれにフレアースカートとスニーカーを合わせて楽しみたいです。
私がネパールで見た出来事は、日本に住む私たち「消費者」がいなければ実現されていなかったかもしれません。
私たちは、フェアトレードの製品を「買う」という行為を通じて、
ネパールに住む人々、特に女性たちの生活に大きく影響を与えているということを実感しました。
普段の買い物で、少し意識を高く持って選んだ「1点」の売上は、確実に生産者の手に届き、
それが彼らの暮らしを変えるだけでなく、夢や希望をも生んでいるという事実を、
実際にネパールを訪問したことで目撃することができたのです。
フェアトレードに賛同して参加していく、ということは、
チャリティのような一時的で一方的な支援ではありません。
途上国の生産者と先進国に住む私たち消費者にとって、より良い社会・環境を築いていくためにも、
今やなくてはならない活動なのです。
ネパールを訪問したことによって、フェアトレードを伝える熱意がより深まりました。
今後もフェアトレードの現場を訪ねる旅をサフィアさんと続けていきたい、そう強く感じています。
*****
◆◆ ウィンター・ニットキャンペーンについて ◆◆
11月15日(金)~11月24日(日)の期間中に、
KTSニット対象商品をお買い上げのお客さまに全員に
次回5,000円以上のお買いもので使える1,000円OFFクーポンをプレゼント!
商品と一緒にお届けする納品書または請求書にキャンペーンコードを記載してお送りいたします。
キャンペーン対象商品はこちら>>
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KTSのもうひとつの大切な取り組みは、保育園、小学校、孤児院の運営です。
これらの施設の運営費は、20%が海外からの支援金、
残りの80%はフェアトレード製品の売上とのこと。
そのうちのほとんどが、日本とイギリスのピープル・ツリーの売上金だそうです。
わずか2カ月の赤ちゃんを預けられる保育園では食事を1日2回提供。
小学校では英語やコンピュータの授業があり、子どもたちは目を輝かせながら学んでいました。
KTSの孤児院を卒業した20歳のスニルさんは、現在カーペット職人として訓練を受けている最中で、
KTSが自分を育ててくれたと語ってくれました。
社会に必要な本当のセーフティネットが、ここではきちんと設けられていたのです。
この事実を知り、ふとこんな思いが頭をよぎりました。
ネパールでフェアトレードがもたらしているものは、日本でも必要なものではないか、と。
日本では女性が社会に貢献する人間のひとりとして、社会に快く迎えられているか、
様々なハンディを背負う女性が本当に仕事の機会を与えられているか、
子どもを育てていく上で、本当のセーフティネットが存在しているか、などなど。
考えれば考えるほど、私たち自身の問題に戻ってきてしまいました。
つまり、フェアトレードは「他人のためならず」!
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私たちは、フェアトレードの製品を「買う」という行為を通じて、
ネパールに住む人々、特に女性たちの生活に大きく影響を与えているということを実感しました。
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実際にネパールを訪問したことで目撃することができたのです。
フェアトレードに賛同して参加していく、ということは、
チャリティのような一時的で一方的な支援ではありません。
途上国の生産者と先進国に住む私たち消費者にとって、より良い社会・環境を築いていくためにも、
今やなくてはならない活動なのです。
ネパールを訪問したことによって、フェアトレードを伝える熱意がより深まりました。
今後もフェアトレードの現場を訪ねる旅をサフィアさんと続けていきたい、そう強く感じています。
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