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記事: 明日は「世界フェアトレード・デー」

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明日は「世界フェアトレード・デー」

こんにちは、サフィアです。
写真に一緒に写っているのは、バングラデシュ生産者団体「タナパラ・スワローズ」のサント・ハクさんです。
明日10日(土)の都内で行われるIID 世田谷ものづくり学校、ピープル・ツリー 自由が丘店でのイベントと、
11日(日)の大阪・あべのハルカスで行われる「世界フェアトレード・デー in 大阪」に出演します。
それぞれのイベントについてはこちらをご覧ください。


私は、明日の「世界フェアトレード・デー」のイベントのために今日から東京にいます。
今回の私の来日に合わせて、現在制作中のドキュメンタリーフィルム『The True Cost (真実の価格)』の制作チームがアメリカから合流しています。



このドキュメンタリーは、グローバルなアパレル産業が人と地球に与える影響を追ったものです。
この数十年の間に衣料品の価格はどんどん下がっていますが、その一方で人や環境への負荷はどんどん高まっています。2013年に起こったバングラデシュの衣料品工場「ラナ・プラザ」の崩壊事故をきっかけに、多くの人が衣料品がどのようにつくられているのかを知りたがるようになりました。



アメリカのドキュメンタリー制作者、アンドリュー・モーガンは仲間と共にこのストーリーを世に送り出そうとしています。



アンドリューは、ラナ・プラザの事故で家族を失った少年二人の写真を見て、グローバルなアパレル産業について知りたいと考え、あらゆる文献を調べました。そして次第に、ファッション産業が現在の状況に至るまでの道のりをたどることになったのです。明らかになった事実はとてもショッキングで、彼はそれをドキュメンタリー「The True Cost」で伝えようと決心したのです。







アンドリューと仲間たちは、資金調達サイトのKickstarter(クリエイティブなプロジェクトに対してクラウドファンディングで資金集めを行う手段を提供する企業)を通じて制作資金を集めました。現在撮影が進行中のこのドキュメンタリーで、私たちはファストファッションの本当のコストを知ることになるでしょう。この作品は、ファッションが人と環境に与えている真のコスト-苦しんでいる人や環境破壊のコストが服の価格タグには反映されていないこと---を明らかにしようとしています。



アンドリューはまた、この作品で解決策も示そうと考えています。私は、インタビューされるエシカル・ファッションのリーダーの一人に選ばれたのです。アンドリューのチームは先月、私と一緒にバングラデシュを訪れてフェアトレードの生産現場を取材しました。日本での取材は、世界フェアトレード・デーのイベントでフェアトレードを広める活動やピープル・ツリーの商品開発の現場などにフォーカスします。



ドキュメンタリーの公開は、2015年3月の予定です。楽しみにしていてください!






「この作品は、単に問題を強調するだけでなく、誰もが日々の生活の中で参加できる本当の解決方法に光を当てようとしています。僕たちのゴールは、消費者の行動が企業や政府の意思決定に影響を与えられるようになること。僕たちが今歩いている道はサステナブルではないのです。でも今ここにチャンスもあります。未来のために新しい前例を作り出すことができるのか、まさに正念場だと思います」---アンドリュー・モーガン




See You Tomorrow !

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