『着る』を通して身体の声を聞く。
そんな洋服をつくってみたかった
今季ピープルツリーとコラボした遠藤栄理香さんにインタビュー。
フェアトレードとの出会いや洋服づくりで大事にしたことなど語っていただきました。
毎日の暮らしとヨガを、シームレスにつなぎたくて
19歳からヨガインストラクターとして活躍する遠藤さん。そこからインド哲学やベジタリアンの食事なども学び、衣食住を見直すようになった過程で、ピープルツリーとフェアトレードの存在を知ったそう。
「出会いは20歳くらいのころ。オーガニックコットンのキャミソールなどは今でもよく着ますが、着る人だけではなく、つくる人や地球環境ごとハッピーが循環していくという、フェアトレードの概念にとても共感したんです。直接のご縁をいただいたのは数年前のことで、ヨガを通してエシカルな暮らしをもっと幅広く提案していきたいと思っていたときだったので、本当にいいタイミングでした。フェアトレードを通して、モノの背景にある価値観まで含めて自分で選択していくことは、人生の豊かさにもつながると思っています」
仕事や遊びの場で着られて、そのままヨガもできる。そんな洋服があったらいいなという思いを、ヨガを始めた当初からずっと持っていたのだとか。
「最近はデイリーに着られるかわいいヨガウエアも増えてきているのですが、フィットネス文化の広がりとともに、やはり身体にフィットするスポーティなものが主流です。今回はあえて『よし、ヨガをやるぞ!』というウエアではなくて、その人の日常の中にすっと入っていけるようなものをイメージしました」
単体でも着られるセットアップや、腕の動きが制限されないふんわりした袖口のトップス。トレンド感もちょうどよく加味されたオーガニックコットンのアイテムは、どれも極上の着心地です。
「女性の身体のサイクルってとても繊細なもの。予定を決めてスタジオに通うのも、もちろんいいけれど、日常の中でふと身体を動かしたくなったとき、その身体の声をキャッチしてあげることが大切だと思うんです。例えば、オフィスでの空き時間にちょっと呼吸を整えたいとか、ポーズを取ってリラックスしたいと思ったときに、シームレスにワークアウトへと入っていけるような洋服があるといいなって。動きやすいデザインにしていますが、やはり女性が身につけるものですから、かわいらしさも大事です。シンプルな中にもちょっと遊びを入れてみたり、女性の身体のラインを美しく魅せるシルエットも大切にしました」
自分にとっての心地よさは、自分の身体でしかわからない
オーガニックコットンのやさしい肌ざわりや、風通しの良さ、身体を締めつけないリラックスした着心地。今回のコレクションには、「ポーズを取るだけがヨガではない」という遠藤さんの哲学もさりげなく表現されています。
「日々変わりやすい女性の体調や、そのときどきの心の声に合わせて選べるようにしました。今日はどんな服を着たら心地いいかな?って考えたり、感じたりすることも、実は身体の声を聞く大切な時間だったりしますよね。私がみなさんにお伝えしているヨガって、そんな風に身体の感覚を通して自分と対話したり、自分にとっての心地よさを発見していくことでもあるんです。だから、特に身体が変化しやすい30歳前後の方や、これからお母さんになるような女性に届いたらうれしいですね。入口は『かわいいな』っていう気軽なフィーリングでいいんです。そこからオーガニックコットンに触れて、自分の身体や心を見つめる時間ができたり、フェアトレードを知って、従来の価値観を見直すきっかけが生まれたりしたなら、それはとても素敵なことだと思います」
日本でも多くの人が親しむようになったヨガ。これをもっと人びとの日常に近づけていきたいという想いから、さまざまなヨガクラス、イベントなどを行っている遠藤さん。
「ヨガって本当にポーズを取るだけのものではないですし、必ずしもスタジオに通って学ばなければならないものでもありません。写真を撮ったり、料理したりする時間も、その人にとって心地いい時間ならば、それはヨガ的な時間といえるのではないでしょうか。自分に必要な心地よさって、自分の身体で感じて知っていくことしかできないんです。衣食住もそれと同じこと。今回のコレクションが、みなさんにとってちょうどいい『心地よさ』を見つけるツールになれればうれしいです」
profile
遠藤栄理香(えんどう・えりか)
'05年にインストラクターデビュー。「癒し」と「自立」をテーマに、拠点である湘南や都内などでさまざまなヨガクラスを展開する。現在は「エシカルな暮らしのススメ」をテーマに企業コラボなども手がけ、幅広い年代層の女性から共感を集める。https://erica-endo.theblog.me
今週末、9月2日(土)にピープルツリー自由が丘店で、遠藤栄理香さんによるヨガイベントを行います。
詳しくはこちら >>
Ericaシリーズはこちら >>
フェアトレードとの出会いや洋服づくりで大事にしたことなど語っていただきました。
毎日の暮らしとヨガを、シームレスにつなぎたくて
19歳からヨガインストラクターとして活躍する遠藤さん。そこからインド哲学やベジタリアンの食事なども学び、衣食住を見直すようになった過程で、ピープルツリーとフェアトレードの存在を知ったそう。
「出会いは20歳くらいのころ。オーガニックコットンのキャミソールなどは今でもよく着ますが、着る人だけではなく、つくる人や地球環境ごとハッピーが循環していくという、フェアトレードの概念にとても共感したんです。直接のご縁をいただいたのは数年前のことで、ヨガを通してエシカルな暮らしをもっと幅広く提案していきたいと思っていたときだったので、本当にいいタイミングでした。フェアトレードを通して、モノの背景にある価値観まで含めて自分で選択していくことは、人生の豊かさにもつながると思っています」
仕事や遊びの場で着られて、そのままヨガもできる。そんな洋服があったらいいなという思いを、ヨガを始めた当初からずっと持っていたのだとか。
「最近はデイリーに着られるかわいいヨガウエアも増えてきているのですが、フィットネス文化の広がりとともに、やはり身体にフィットするスポーティなものが主流です。今回はあえて『よし、ヨガをやるぞ!』というウエアではなくて、その人の日常の中にすっと入っていけるようなものをイメージしました」
単体でも着られるセットアップや、腕の動きが制限されないふんわりした袖口のトップス。トレンド感もちょうどよく加味されたオーガニックコットンのアイテムは、どれも極上の着心地です。
「女性の身体のサイクルってとても繊細なもの。予定を決めてスタジオに通うのも、もちろんいいけれど、日常の中でふと身体を動かしたくなったとき、その身体の声をキャッチしてあげることが大切だと思うんです。例えば、オフィスでの空き時間にちょっと呼吸を整えたいとか、ポーズを取ってリラックスしたいと思ったときに、シームレスにワークアウトへと入っていけるような洋服があるといいなって。動きやすいデザインにしていますが、やはり女性が身につけるものですから、かわいらしさも大事です。シンプルな中にもちょっと遊びを入れてみたり、女性の身体のラインを美しく魅せるシルエットも大切にしました」
自分にとっての心地よさは、自分の身体でしかわからない
オーガニックコットンのやさしい肌ざわりや、風通しの良さ、身体を締めつけないリラックスした着心地。今回のコレクションには、「ポーズを取るだけがヨガではない」という遠藤さんの哲学もさりげなく表現されています。
「日々変わりやすい女性の体調や、そのときどきの心の声に合わせて選べるようにしました。今日はどんな服を着たら心地いいかな?って考えたり、感じたりすることも、実は身体の声を聞く大切な時間だったりしますよね。私がみなさんにお伝えしているヨガって、そんな風に身体の感覚を通して自分と対話したり、自分にとっての心地よさを発見していくことでもあるんです。だから、特に身体が変化しやすい30歳前後の方や、これからお母さんになるような女性に届いたらうれしいですね。入口は『かわいいな』っていう気軽なフィーリングでいいんです。そこからオーガニックコットンに触れて、自分の身体や心を見つめる時間ができたり、フェアトレードを知って、従来の価値観を見直すきっかけが生まれたりしたなら、それはとても素敵なことだと思います」
日本でも多くの人が親しむようになったヨガ。これをもっと人びとの日常に近づけていきたいという想いから、さまざまなヨガクラス、イベントなどを行っている遠藤さん。
「ヨガって本当にポーズを取るだけのものではないですし、必ずしもスタジオに通って学ばなければならないものでもありません。写真を撮ったり、料理したりする時間も、その人にとって心地いい時間ならば、それはヨガ的な時間といえるのではないでしょうか。自分に必要な心地よさって、自分の身体で感じて知っていくことしかできないんです。衣食住もそれと同じこと。今回のコレクションが、みなさんにとってちょうどいい『心地よさ』を見つけるツールになれればうれしいです」
profile
遠藤栄理香(えんどう・えりか)
'05年にインストラクターデビュー。「癒し」と「自立」をテーマに、拠点である湘南や都内などでさまざまなヨガクラスを展開する。現在は「エシカルな暮らしのススメ」をテーマに企業コラボなども手がけ、幅広い年代層の女性から共感を集める。https://erica-endo.theblog.me
今週末、9月2日(土)にピープルツリー自由が丘店で、遠藤栄理香さんによるヨガイベントを行います。
詳しくはこちら >>
Ericaシリーズはこちら >>