フェアトレードで女性の活躍の場を広げるクラウドファンディングはじめました!
3/8 は 国際女性デー
女性たちを応援するクラウドファンディングを
はじめました!
女性の平等な社会参加を求める運動が起源となり、国連によって1975年に制定されました。世界中の多くの国では、別名『ミモザの日』とも呼ばれ、身近にいる大切な女性に感謝をこめて、春一番に咲く可憐な黄色のミモザの花を贈る日でもあります。
ピープルツリーは、この日、バングラデシュの女性たちを応援すべく、母体NGOグローバル・ヴィレッジを通じて、クラウドファンディングを立ち上げました。30周年を迎えるにあたり、世界的なパンデミックにより、働く場や時間が減少したり、発注が減って、より一段と厳しい環境に置かれている生産者グループに、あらためて「フェアトレード」を強化することで最大限の支援を行いたい。そのためにはフェアトレードの現場でもっと多くの女性がさらにリーダーシップを発揮してフェアトレードを牽引していってほしいとの願いをこめてのプロジェクトです。
フェアトレードにおける女性の役割の重要性はよく知られています。
つくり手の大半は女性であり、女性が主体的に働いて収入を得ることで、家庭や地域で発言権を増し、子どもの教育など次世代への投資により多くのお金が使われます。女性の能力向上をさらに後押しすることが、フェアトレードが目指す「みんなが幸せに暮らせる世界」の推進力になります。
また、フェアトレードでは、一般のビジネスに比べれば女性の進出がとても進んでいます。
たとえば、冒頭の写真のピープルツリー2021年春夏コレクションのミモザ色のドレスを届けてくれたインドの生産者グループ「サシャ」も、1978年に故シャビィ・コーリさんが、社会の底辺にあった女性たちが収入を得て自立できるようにと、手工芸品や衣料品の職人グループを支援する組織として設立した団体です。現在約100にのぼる生産者グループで働く職人5,000人余りの大半が女性で、サシャでトレーニングを受けて技術を身につけ、起業して自分のグループをつくった人もいます。コーリさんの後を継いでサシャを率いるルーパ・メタさんは現在、WFTOの理事長も務めています。
(左上から時計回りに)サシャの創設者、故シャビィ・コーリさん/ サシャの現代表でWFTOの理事長ルーパ・メタさん/ サシャの刺繍グループの女性たち
フェアトレード事業者の世界的ネットワークであるWFTO(世界フェアトレード連盟)では、加盟する355団体の52%で最高責任者を女性が務め、管理職レベルも半数以上が女性です。
とはいえ、生産に携わる96万人の74%が女性であることを考えれば、女性が力を発揮する余地はまだまだあるといえます。
既に女性の地位向上にかなり成功しているフェアトレード団体であっても、なぜこのような一層の改善努力が必要なのか、サシャのディレクターであるスジャータ・ゴスワニさんはこう説明します。「男女間の不平等は根深く、様々な形で女性差別に表れています。組織レベルでも現場の生産者パートナーとの仕事においてもバランスのとれた環境を達成するために、たゆまぬ努力と良心が必要なのです。」
バングラデシュのフェアトレード団体のネットワークであるECOTAでは、今年、人道・開発NGOの「クリスチャンエイド」の協力を得て、女性のエンパワメントを目指す研修プログラムを企画しています。ECOTAに加盟する36団体で商品づくりに携わる職人は12万人、うち8割が女性ですが、管理職レベルで能力を発揮している女性はまだ多くありません。
このプログラムでは、まず今年中に5団体で50名の教育係を育成し、性差別のない職場、女性がリーダーシップを発揮できる環境作りを目指します。また、作成する教材やマニュアルを、今後ECOTA内の他の団体、ひいては広くバングラデシュの衣料品・手工芸品産業全体で活用するよう働きかけていきます。フェアトレード団体に属さない、衣料品工場などで劣悪な労働環境に置かれている女性たちを弱い立場から救い出す力になっていくことも期待されます。
このプログラムに最初に参加する5団体のうち、4団体はピープルツリーの生産者パートナーです。
●アーティザン・ハット
●クムディニ・ハンディクラフト
●プロクリティ
●ジュートワークス
●タランゴ
【アーティザン・ハット】
機械化により仕事を失ったはた織り職人たちを支援するために設立された組織で、伝統的なはた織りで、美しい手織りの商品を生み出しています。
クラウドファンディングで応援するバングラデシュのアーティザン・ハットの情報はこちら >
アーティザン・ハットから届いたアイテムはこちら >
【クムディニ・ハンディクラフト】
貧しい人々のための病院と看護学校を運営するクムディニ福祉財団の生産プロジェクトとして発足し、手工芸品や衣料品をつくっています。
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クムディニ・ハンディクラフトから届いたアイテムはこちら >
【プロクリティ】
ジュート(黄麻)をはじめとするバングラデシュ産の天然繊維や手漉き紙を活かした、環境にやさしいハンドメイド製品を生産する8つの生産者団体を支援するマーケティング組織。
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【ジュート・ワークス】
ジュートや草、籐、竹、粘土などの自然資源を使用した製品づくりによって生産者に仕事の機会を提供する組織。
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このプロジェクトの企画にあたり、イギリスの「ピープルツリー・ファンデーション」と、人道・開発NGO「クリスチャン・エイド」がプランニングを一緒に行い資金の3分の2を提供することになりました。グローバル・ヴィレッジ/ピープルツリーもこのプロジェクトを応援し、残りの費用をまかなえるよう、クラウドファンディングで120万円の資金を集めることにしました。国際女性デーの3月8日より、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」でスタートしています。
今年の国際女性デーのテーマは、「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」です。バングラデシュの女性たちを応援するため、フェアトレードを支える女性の活躍の場を広げるために、ぜひご協力をお願いします。
READYFORのプロジェクトページはこちら >
ピープルツリーの春の新作はこちら >
女性たちを応援するクラウドファンディングを
はじめました!
3月8日は「国際女性デー」
女性の平等な社会参加を求める運動が起源となり、国連によって1975年に制定されました。世界中の多くの国では、別名『ミモザの日』とも呼ばれ、身近にいる大切な女性に感謝をこめて、春一番に咲く可憐な黄色のミモザの花を贈る日でもあります。
ピープルツリーは、この日、バングラデシュの女性たちを応援すべく、母体NGOグローバル・ヴィレッジを通じて、クラウドファンディングを立ち上げました。30周年を迎えるにあたり、世界的なパンデミックにより、働く場や時間が減少したり、発注が減って、より一段と厳しい環境に置かれている生産者グループに、あらためて「フェアトレード」を強化することで最大限の支援を行いたい。そのためにはフェアトレードの現場でもっと多くの女性がさらにリーダーシップを発揮してフェアトレードを牽引していってほしいとの願いをこめてのプロジェクトです。
フェアトレードでは女性が活躍!
フェアトレードにおける女性の役割の重要性はよく知られています。
つくり手の大半は女性であり、女性が主体的に働いて収入を得ることで、家庭や地域で発言権を増し、子どもの教育など次世代への投資により多くのお金が使われます。女性の能力向上をさらに後押しすることが、フェアトレードが目指す「みんなが幸せに暮らせる世界」の推進力になります。
また、フェアトレードでは、一般のビジネスに比べれば女性の進出がとても進んでいます。
たとえば、冒頭の写真のピープルツリー2021年春夏コレクションのミモザ色のドレスを届けてくれたインドの生産者グループ「サシャ」も、1978年に故シャビィ・コーリさんが、社会の底辺にあった女性たちが収入を得て自立できるようにと、手工芸品や衣料品の職人グループを支援する組織として設立した団体です。現在約100にのぼる生産者グループで働く職人5,000人余りの大半が女性で、サシャでトレーニングを受けて技術を身につけ、起業して自分のグループをつくった人もいます。コーリさんの後を継いでサシャを率いるルーパ・メタさんは現在、WFTOの理事長も務めています。
(左上から時計回りに)サシャの創設者、故シャビィ・コーリさん/ サシャの現代表でWFTOの理事長ルーパ・メタさん/ サシャの刺繍グループの女性たち
フェアトレード事業者の世界的ネットワークであるWFTO(世界フェアトレード連盟)では、加盟する355団体の52%で最高責任者を女性が務め、管理職レベルも半数以上が女性です。
とはいえ、生産に携わる96万人の74%が女性であることを考えれば、女性が力を発揮する余地はまだまだあるといえます。
既に女性の地位向上にかなり成功しているフェアトレード団体であっても、なぜこのような一層の改善努力が必要なのか、サシャのディレクターであるスジャータ・ゴスワニさんはこう説明します。「男女間の不平等は根深く、様々な形で女性差別に表れています。組織レベルでも現場の生産者パートナーとの仕事においてもバランスのとれた環境を達成するために、たゆまぬ努力と良心が必要なのです。」
バングラデシュのフェアトレードを、女性が活躍するためのクラウドファンディングで応援
バングラデシュのフェアトレード団体のネットワークであるECOTAでは、今年、人道・開発NGOの「クリスチャンエイド」の協力を得て、女性のエンパワメントを目指す研修プログラムを企画しています。ECOTAに加盟する36団体で商品づくりに携わる職人は12万人、うち8割が女性ですが、管理職レベルで能力を発揮している女性はまだ多くありません。
このプログラムでは、まず今年中に5団体で50名の教育係を育成し、性差別のない職場、女性がリーダーシップを発揮できる環境作りを目指します。また、作成する教材やマニュアルを、今後ECOTA内の他の団体、ひいては広くバングラデシュの衣料品・手工芸品産業全体で活用するよう働きかけていきます。フェアトレード団体に属さない、衣料品工場などで劣悪な労働環境に置かれている女性たちを弱い立場から救い出す力になっていくことも期待されます。
このプログラムに最初に参加する5団体のうち、4団体はピープルツリーの生産者パートナーです。
●アーティザン・ハット
●クムディニ・ハンディクラフト
●プロクリティ
●ジュートワークス
●タランゴ
【アーティザン・ハット】
機械化により仕事を失ったはた織り職人たちを支援するために設立された組織で、伝統的なはた織りで、美しい手織りの商品を生み出しています。
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【クムディニ・ハンディクラフト】
貧しい人々のための病院と看護学校を運営するクムディニ福祉財団の生産プロジェクトとして発足し、手工芸品や衣料品をつくっています。
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クムディニ・ハンディクラフトから届いたアイテムはこちら >
【プロクリティ】
ジュート(黄麻)をはじめとするバングラデシュ産の天然繊維や手漉き紙を活かした、環境にやさしいハンドメイド製品を生産する8つの生産者団体を支援するマーケティング組織。
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【ジュート・ワークス】
ジュートや草、籐、竹、粘土などの自然資源を使用した製品づくりによって生産者に仕事の機会を提供する組織。
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このプロジェクトの企画にあたり、イギリスの「ピープルツリー・ファンデーション」と、人道・開発NGO「クリスチャン・エイド」がプランニングを一緒に行い資金の3分の2を提供することになりました。グローバル・ヴィレッジ/ピープルツリーもこのプロジェクトを応援し、残りの費用をまかなえるよう、クラウドファンディングで120万円の資金を集めることにしました。国際女性デーの3月8日より、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」でスタートしています。
今年の国際女性デーのテーマは、「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」です。バングラデシュの女性たちを応援するため、フェアトレードを支える女性の活躍の場を広げるために、ぜひご協力をお願いします。
READYFORのプロジェクトページはこちら >
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