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記事: 【世界フェアトレード・デー】いま知りたい! フェアトレードって? SDGsって?
~オンラインイベントのご報告~

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【世界フェアトレード・デー】いま知りたい! フェアトレードって? SDGsって?
~オンラインイベントのご報告~

5月8日(土)の世界フェアトレード・デーに、「いま知りたい! フェアトレードって? SDGsって?」というタイトルでオンラインイベントを開催しました。

首都圏だけではく北海道や宮城、長野、大阪、兵庫、そしてモンゴルなど、遠方から参加してくださった方もいらして、オンライン開催ならでは。

前半はセミナー形式で、フェアトレードとSDGsの関係性を紐解きました。人と地球を大切にするフェアトレードの目指す世界は、SDGsが達成された世界と重なります。フェアトレードが必要とされる背景――行き過ぎた利益と効率の追求が生んだ大量生産・大量消費・大量廃棄による貧困問題や環境問題、生産者の健康と安全、このままでは持続可能でない生産方法など――は、そのままSDGsが改善を掲げている内容です。



 

WFTO(世界フェアトレード連盟)が定めた「フェアトレード10の指針」

ピープルツリーをはじめ、加盟しているフェアトレード団体が守る基準です。

1)仕事の機会をつくる
2)どこで誰がつくっているか、把握する
3)安定した仕事の依頼をする
4)適正な金額を支払う
5)児童労働も強制労働もない世界
6)差別せず、男女平等と結社の自由を守る
7)安全で健康的な労働条件を守る
8)個人や団体の能力を伸ばす
9)フェアトレードを広める
10)環境を大切にする

 



今回のセミナーでは17の目標が何なのかの深掘りではなく、具体的にアクションを起こすにはどうしたらよいのか?に注力するため、まず自分の興味や関心が何なのかを意識して、それがSDGsの目標とどうかかわるのかの順番で考えました。

そのために、様々なデータを活用。4月21日に発表された朝日新聞の最新調査からは「SDGsという言葉を聞いたことがあるか」という知名度、「取り組みたいと思うか」「どの目標に関心があるか」を。2020年6月30日に公開されたSDGsの達成度・進捗状況に関する国際レポートSustainable Development Report 2020(持続可能な開発レポート)からは、日本の達成度や世界ランクなどのデータをシェアしました。

★朝日新聞 
★国連広報センター レポート 
★SDGsメディア



SDGsは2030年までの達成目標を掲げており、国連はちょうど10年前に当たる2020年1月、達成のための「行動の10年(Decade of Action)」をスタートさせています。今こそ、行動することが大事です。

SDGsを達成するための行動の1つに、フェアトレードのお買い物があります。日本では5月が消費者庁の定める「消費者月間」ということもあり、消費者一人ひとりの力を生かしてSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」を呼びかけています。

大切なお金だからこそ、支払った先でどう使われるのかまで考えておきたいところ。お買い物は日常的にできる投票行為です。「どこで、誰が、どんなふうにつくってくれたのか?」が分かるフェアトレードのお買い物をすることは、作る人の生活を支え、安全な労働環境を整え、地球に負荷の少ない物づくりを応援することにつながります。

基本情報をシェアしたところで、後半のグループトークでは少人数グループに分かれて交流会をしました。同じ関心を持った参加者同士、参加理由や関心のあるSDGs目標について、日ごろ思っていること、アクションしていることのアイデアを分かち合いました。



また、WFTOが今年発信している「Build Back Fairer! 今こそ、もっとフェアな世界へ」というメッセージについても、それぞれ考えました。――あなたにとって「もっとフェアな世界」とは、どんな世界ですか? そのために、あなたができることは? 

短い時間の中でしたが、今からできることを考え、最後におひとりずつ宣言をして、締めくくりとしました。

・エシカルな商品を購入する、必要な量だけ購入する!
・女性の働きやすい、復帰しやすい職場作り
・自分で電力を選べる時代、再生可能エネルギーの普及!
・週1から始められるベジタリアンの情報発信
・周囲に広めるメッセンジャーになるのも大事、実践ジャーになることはもっと大事

フェアトレード月間の5月、ぜひ「もっとフェアな世界」について考え、行動を起こしてみませんか? これから参加できるイベントも、まだまだあります。

★5月23日(日)フェアトレードの学校
詳細&お申込みはこちら  

 



★フェアトレードラベルジャパン 
「フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン」