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フェアトレード商品「寄付つきのお買いもの」で応援してください!

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フェアトレード商品「寄付つきのお買いもの」で応援してください!

フェアトレードはつくる人、買う人どちらも幸せになる貿易の仕組み。
「安全で清潔な場所で仕事が続けられる」「子どもが学校に通える」そんな安定した生活を送ることができるよう、継続的な取引と長いパートナーシップでつくり手を支えます。
さらに、「寄付つきのお買いもの」でみなさんにご支援いただいた資金をつかって、つくり手だけでなく、つくり手の住む地域で特に支援が必要なコトについて、さまざまなカタチでサポートをしています。


「寄付付きのお買いもの」の詳細はこちら


長引くコロナ禍のなか、ピープルツリーの生産者たちは、これまで以上の試練に立たされながらも、その地域の人々の安全と暮らしをまもり、これからの希望につながるフェアトレード商品の生産をつづけるために奮闘しています。

そこで「寄付つきお買いもの」で支援をおこなっている生産者団体のうち、タラ・プロジェクトとクムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)に、今年の支援の使いみちについて打診したところ、現在の厳しい状況を伝えるメールが届きました。
それぞれの支援金プロジェクト「フェアなアクセサリーを選んで子どもたちに笑顔を届けよう!」と「Walk with Nepal」の現在の内容について、あらためてご紹介させていただくとともに、各団体から届いた近況のメールをご紹介させていただきます。

フェアなアクセサリーを選んで子どもたちに笑顔を届けよう!


500万人以上の子どもたちが学校に行けずに働いているといわれるインドで、児童労働に従事する子どもたちに教育の機会をつくるため、 「タラ・プロジェクト」では8か所の教育センターを運営しています。センターでは、1日数時間でも学ぶ機会を提供し、教育の大切さを理解する手助けをしています。
● 期間:2015年2月~実施中
● 寄付先:ウッタル・プラデーシュ州プルディス・ナガール村の教育センター
● 寄付条件:タラ・プロジェクトのアクセサリーが100個売れるごとに、US30ドルを寄付。


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※2020年はコロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウンにより教育センターが活動停止を余儀なくされ、寄付金はタラ・プロジェクトが実施した困窮家庭への食料や衛生用品の配布に役立てられました。
※ 2021年も、ロックダウンためにセンターの活動が停止していることから、コロナウィルス感染に備えた保健衛生と、緊急支援の食料配給プログラムに活用してもらうことにしました。


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タラ・プロジェクト ムーン・シャルマさんより、5月末にとどいたメール




5月下旬の数日間はほんとうに大変な状況でした。


知人が何人も亡くなった上、タラ・プロジェクトの同僚が病気になったり身内を亡くしたりしたことで心を痛めています。物流担当のサンジェイは、母親と義理の弟など4人の家族を次々と失ってしまいました。彼がこの悲しみを乗り越える力を得られるよう願っています。


デリーやウッタル・プラデシュ州では、コロナウィルス感染の患者に加えて新たに発生した黒コウジカビやデング熱、腸チフスなどの重篤な感染者が増えており、憂慮しています。感染者や死者の数は公式発表の数字よりもはるかに高く、多くの人が精神的にも問題を抱えています。すべての家族がパンデミックの影響を受けています。


ピープルツリーがタラ・プロジェクトのアクセサリーの売上からすぐに1,100ドルを寄付してくださるとのこと、本当にありがとうございます。この支援はとても大きな意味を持ちます。
現在私達は、コロナウィルス感染に備えた保健衛生と、緊急支援の食料配給プログラムを計画しており、そのための資金に役立たせていただきます。


食料の配布は、ボランティアの協力を得て来週には開始する予定です。多くの生産者が大変な思いをしています。


また、1年前に生産工房のひとつに隣接して建設されたコミュニティ・センターに、基礎的な医療施設を設置する計画も進めています。以前から計画はあったのですが、実現できていませんでした。コロナウィルス感染の第2波を受けて、コミュニティを助けるために具体的な行動を起こすことが重要だと気付いたのです。病気やコロナウィルス感染症の後遺症に苦しむ人のために、医師を雇う予定です。将来的には、若い人たちがヘルスワーカーになるためのトレーニングを受け、困っている人たちを助けられるようにしたいと考えています。残念なことに、ここでは健康がビジネスになっており、医師は法外な料金を請求します。薬や食品などの原材料の価格も上昇しています。


さらに、アクセサリーの女性職人のグループがいるキワイ村に、小さな保健施設を立ち上げようとしています。短期間の救急医療を比較的安価に提供することができます。


コロナウィルスの感染は農村部にも深刻な影響をもたらし、キワイ村では医療支援を受けられなかったために何人かが亡くなりました。タラ・プロジェクトの元職人で夫を亡くした人、年老いたおばあさんを亡くした職人のモスミーンさんなど、本当にたくさんの悲しい話があります。私たちは、これからも健康に関する活動を続けていきたいと思っています。多くの病気が発生し、庶民には手の届かない高額な医療が必要となっている今、とても重要なことです。私たちは与えられた状況の中で最善を尽くします。


ピープルツリーのようなパートナーのサポートがあれば、職人たちや経済的に弱い立場に置かれている人びとに必要な支援を届けることができます。


デリーではロックダウンが少しずつ緩和され、建設現場や工場の稼働が認められました。残念ながら原材料を供給する店は閉まっているため、アクセサリーの生産に必要な原料の仕入れはまだできません。
オフィスでは一部のスタッフが業務を始め、職人の作業場も稼働できるようになりましたが、日常に戻るにはもう少し時間がかかりそうです。


コロナウィルスの感染者数はまだ一日15万人、死者3,100人と多いものの、以前と比べれば減少しています。また状況は不確かで、感染が再び広がらないよう細心の注意を払わなくてはなりません。


ピープルツリー、グローバル・ヴィレッジとお客さまのサポートとご協力に感謝いたします。みなさんの安全と健康をお祈りしています。










「子どもの教育支援」
寄付つき対象アイテムはこちら


 

Walk with Nepal


2015年にネパール大震災の被災者支援のために行った「Walk with Nepal」を、2017年から子どもたちのサポート・プロジェクトに変更し、クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)が運営する孤児院を支援しています。
現在孤児院には、大震災で父親を亡くした姉弟を含む8歳~20歳の14人が暮らしています。これまでに25人が、大学進学などで孤児院を巣立っていきました。
● 期間:2017年8月~実施中
● 寄付先:KTSが運営する孤児院
● 寄付条件:KTSのファッションアイテム1点お買い上げにつき、100円
※ 2021年は、学校がロックダウンで閉鎖されているなか、教育を継続する目的での教材購入のための寄付金の活用も検討中です。


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クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)サティエンドラ・カドゥギさんより5月下旬に届いたメール




ロックダウンの期間が6月14日まで再び延長されました。これにより、ニッター(編み手)たちに素材を届けることができなくなりました。当初は、ロックダウンが始まる前に1ヶ月分の手編みの素材を事前に渡していましたが、いまはロックダウンが1ヶ月以上に及んでいるため、新たな商品を編むための素材が得られず、ロックダウンの緩和を待っているところです。一刻も早く緩和され、完成済の商品を回収し、次の商品を編むための素材を配布することができるようにと望んでいます。


職場での作業が停止しているため、品質管理、商品の仕上げ、梱包、サンプリングなどができず、厳しい状況にあります。既存の注文については、大幅に出荷日が遅れることが予想されます。それにより、キャッシュフローにも深刻な影響を及ぼし、学校の教師たち、スタッフ、生産者への賃金や給料の支払いが難しくなります。ロックダウンの前には、多くのバイヤーから春夏シーズンのサンプルリクエストがありました。ここ数年に比べてサンプルリクエストが増加して、私たちを励まし、少し安心させてくれました。しかし、この状況下ではサンプルを完成させることができず、完成しても発送することができません。これでは、予想以上に注文が少なくなり、キャッシュフローをさらに圧迫することになりそうです。


小学校では、今年度の授業が終わりました。小学校を卒業して中学に進学する5年生を対象に、オンライン試験が実施されました。下級クラスでは、教師が課題や授業内容、過去のテストをもとに生徒を評価します。この国の新年度は来週から始まります。本を準備して生徒に配るためには、ロックダウンが解除されるのを待つ必要があります。


健康面では、私の家族とKTSスタッフの家族は、家の中で安全に過ごしています。しかし、第二波は、第一波に比べてさらに影響が大きく、私たちの親戚や友人のほとんどの人がコロナウィルスのために親戚を失っています。現在、感染症は減少しており、酸素供給や医薬品も利用できるようになっていますが、病院は依然としてコロナウィルス感染症患者でいっぱいです。


日本の状況についての最新情報をありがとうございます。感染者数が減少していると聞いて安心しました。また、封鎖されているにもかかわらず、学校やほとんどの商店が営業を許可されていることを聞いて、嬉しく思っています。ネパール政府も封鎖を緩和して、予防措置をとりながら営業できるようにしてほしいと思います。


KTSのファッションアイテムの売上からの年間寄付額についての情報をありがとうございました。現在の状況では、より重要になってきているので、非常に感謝しています。この資金を教育目的に使用し、生徒に必要な教材を提供するために柔軟な対応を可能にしていただきありがとうございます。オンライン教育のために、生徒にノートパソコンやスマートフォンを提供することを検討しました。しかし、親が電子機器を使いこなせないこと、インターネット接続にかかる費用が高額で親が負担できないこと、また、生徒全員のインターネット接続費用を私たちが負担しなければならないことなどから、別の解決策を考えなければなりませんでした。地元の教育機関に相談したところ、このような生徒のために、教師の遠隔指導を受けながら自己学習できるコースブックが用意されていることがわかりました。私たちはこのコースブックを使って、学生たちに教育を提供してきました。いただいた基金を使って学生のためのこの書籍の調達を検討します。


コロナウィルス感染症の状況が世界中で改善されることを願っていますし、皆で協力して戦っていかなければなりません。世界のどこかでコロナウィルスが蔓延している限り、誰も完全には安全ではありません。



「Walk with Nepal」
寄付つき対象アイテムはこちら


 

ピープルツリーの母体NGO「グローバル・ヴィレッジ」のニュース・メディア「FAIR TRADE STYLE」では5月31日時点での生産者の情報をお伝えしています。

FAIR TRADE STYLE >>


 

一日も早く状況が改善されますように。そして、たくさんのフェアトレードの仕事でこれからの未来に希望をつなげることができますように。
ぜひフェアトレードのお買いものでのご支援をどうぞよろしくお願いします。

人と人とがつながり合い、希望を共有できれば、自然災害や大きな社会問題も、きっと解決できる。
今年30周年を迎えるピープルツリーが、信じつづけていることです。
~ひとりひとりが変化の担い手になることで 世界をもっといい場所に変えていこう~

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