ピープルツリーのオーガニックコットン
~ゼロから始めたストーリー~
ピープルツリーがオーガニックコットン製衣料品の開発を始めたのは、1995年のことでした。
この年、私たちは途上国の生産者たちがコミュニティの環境を守りながら持続的な生産ができるように独自の「環境ポリシー」を定めました。
取り扱う製品をすべて人や環境を害さないものにしたいと、衣料品の素材とするオーガニックコットンの仕入れについて調査を始めましたが、当時、現地で共に働く生産者パートナーたちは、オーガニックコットンを手に入れるすべも、調達のための情報も持ってはいませんでした。
そんな状態から、試行錯誤しながら一歩ずつ歩みを進め、いまでは生産者パートナーが直接自分たちでオーガニックコットンの調達を行い認証を受けるという、サプライチェーンのあるべき形がインドでは完成しました。
バングラデシュなど、まだオーガニックコットンの調達に課題のある地域の生産者パートナーたちもその後を追いつつあり、現在ではコットン素材の衣料品の8割以上がオーガニックコットン製となりました。
オーガニックセプテンバー月間のはじまりにSNSでお届けした「ピープルツリーのオーガニックコットン~ゼロからはじめたストーリー~」をあらためて、まとめてご紹介します。ピープルツリーのコットン製品の80%以上を占めるオーガニックコットンの衣料について、社長のジェームズに聞いた、開発から現在に至るまでのストーリーとピープルツリーのオーガニックコットンテキスタイル認証についてのお話です。
Vol.1 ゼロからの挑戦
ピープルツリーが、人や環境を守るオーガニックコットンの衣料品をつくりたいと考えてその開発を始めたのは今から26年前、1995年のこと。1998年にはじめてオーガニックコットン100%のTシャツを製品化するまでのストーリーをご紹介します。
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1998年に発売されたピープルツリーの初めてのオーガニックコットン製品と、当時の通販カタログ(注:当時のブランド名は「グローバル・ヴィレッジ」)
Vol.2 認証までの長い道のり
次にピープルツリーが目指したのは、オーガニック製品であるということの透明性と信頼性を確実にするための認証を取得することでした。原綿がオーガニックであるだけでなく、製糸や織り・編み、染めなどの加工を経て製品となったテキスタイル(繊維製品や生地)までがオーガニックであるという認証を受けることにしました。
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アシシ・ガーメンツ代表(2007年当時)のシスター・ヴィニータ(左)と、縫製作業をする女性たち(右)
Vol.3 認証取得、支援から自立へ
やっと審査にこぎつけたと思ったら…またしても現れたハードルを乗り越えて、2007年、ついにオーガニックテキスタイル認証を取得しました!
そしていまでは生産者パートナーが、認証のための査察の受け入れや書類の作成もすべて自力で行えるようになり、他の工場からアドバイスを求められるまでになりました。
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左:ソイル・アソシエーションのオーガニック認証を受けたことを示すラベル
右:世界共通基準となったことに伴い、2012年にGOTS認証ラベルに変更。「DK22103」がピープルツリーのライセンス番号
Vol.4 認証の意味すること
ピープルツリーの取得しているオーガニックテキスタイル認証、
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ピープルツリーが20年かけて独自に築いたオーガニックコットン製品のサプライチェーンは、GOTS認証という世界的な制度によって一つのモデルとして確立され、これからオーガニックコットンを扱う企業や業界の指針となったものと自負しています。
オーガニックな素材を使うだけでなく、最終製品になるまでのすべての工程で持続可能なものづくりを。ピープルツリーはこれからも、人と環境を大切にするベストな選択として、フェアトレードとオーガニックを推進していきます。
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