#おいしいチョコが笑顔をつなぐ
つくる人もしあわせになる
フェアトレード&オーガニックチョコ
中南米をはじめ、
世界中の小規模農家が豊かな自然の中、
笑顔で育てたフェアトレードのカカオ・黒糖・粗糖を使っています。
幸せな気持ちを運ぶチョコ。
つくる人も幸せになれるものを選びたいものですね。
気候に左右されやすい農産物を栽培する小規模農家は、不安定な収穫量や投機による変動の激しい国際価格に悩まされています。そこでフェアトレードの取り組みとして、小規模農家の団体と直接やりとりすることで生産者の生活が成り立つよう取引価格を配慮し、大部分の生産者に30%~50%の代金を前払いして、金利の高い現地のローンに頼らずに自立できるよう支援しています。
また、輸出作物のみに限らず自給作物も合わせて栽培できる多様性のある農業や、農薬や化学肥料を使わない有機農法促進のため、農家の人びとと長期的なパートナー関係を結んでいます。継続的な仕事の機会を提供することで、弱い立場にある生産者が自らの力で暮らしを向上させることを支援しています。
ピープルツリーがパートナーシップを組む生産者団体のさまざまな具体的な支援状況をご紹介します。みなさんがフェアトレードチョコを選ぶことで、多くの生産者のみなさんが笑顔になっています。
各国のパートナー団体の活動報告
01
フィリピン
オルタートレード
子どもたちに教育の機会、
従業員の健康管理も万全に
マスコバド黒砂糖の生産地。売上高の70%は、ローン資金、多角化プロジェクト、トレーニングコースの形で生産者を直接支援するために使用されます。そして、従業員の健康管理も徹底されるようになりました。また、サステナブルな農業の成功のおかげで子どもたちの教育の機会を得ることが可能となり、大学への進学という夢を叶えた農家も多くいます。
02
ドミニカ共和国
カカオ豆の品質向上のための
研修や無料健康診断。
子どもたちのインターネット教育も支援
カカオの品質を改善するための研究・加工など技術トレーニングを行なっています。学校も建設され、貧しい家庭の生徒には奨学金が提供され、皆が教育を受けられるように。コンピュータールームも新設されて、インターネット教育の推進も。また、診療所での無料健康診断の実施、きれいな水プロジェクトが推進されて農家の人々の健康状態も改善されました。
03
パラグアイ共和国
子どもたちの教育への手厚いサポート。
サッカーアカデミーも設立
フェアトレードの支援は、地元住民の教育と医療を特に大切にしています。健康の教育、また廃棄物や寄生虫を適切に処理する方法をレクチャーしています。収入の少ない会員には、無料で治療や薬が提供されます。子どもの学校教育に加えサッカーアカデミーを設立し、誰もがスポーツを楽しめる環境を整えています。
04
ペルー共和国
大人たちは生活意識に変化が見られ
ほとんどの子どもが高等教育を受けるように
生産者たちは学ぶ機会を得て、生活への考え方にも変化が見られました。すべての生産者が毎年無料で健康診断も受け、 家を住みやすく改装し、子どもたちを学校に通わせることができるようになりました。大学進学者も増え、子どもたちの多くは高等教育を受けるようになったので、子どもたちが将来より良い収入を確保する可能性が広がっています。
05
ボリビア共和国
エル・セイボ
医療保険制度や年金基金、
子どもたちへの教育サポートで
人生設計をバックアップ
組合メンバーへのボーナス支給、医療保険制度の提供、年金基金の積立、子どもたちの大学進学の学費援助などがサポートにより実現されました。フェアトレードによって農家の人々は現在の生計を立てるだけでなく将来への投資が可能になりました。
06
トルコ共和国
季節労働者とその子どもたちに
住居や教育を提供
持続可能を目指すさまざまな活動
世界最大のヘーゼルナッツ生産国トルコ。収穫期に雇われる季節労働者の多くは家族とともに産地へ訪れますが、待遇の低さやキャンプ生活、児童労働が問題視されています。ピープルツリーは、それらの問題に取り組む団体からヘーゼルナッツを調達。適正な賃金、快適な住居の提供、親が働いている間、子どもたちは託児所やサマースクールに通うことができます。また、栽培農家への研修やサポートも年間を通じて行っています。
スイスの牛乳について
動物福祉や環境にも配慮した、
最高品質のミルク
世界で最も厳しい動物保護法を持つスイスで飼育された乳牛は、放牧によってのびのびと健康的に飼育され、アニマルウェルフェアが守られています。使用するミルクは、スイス・ビオ認証(オーガニック認証)を取得。農場全体で農薬や化学肥料、遺伝子組み換え製品を使用せず、生物多様性に配慮した周辺環境の整備を行っています。さらに従業員に対しても、差別なく健康と安全を確保するなど社会的な基準が設けられています。