KTS
クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)
- 団体がある国
- ネパール
- 設立
- 1983年
- 商品
- 手編み、手刺繍
- 団体概要
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- 歴史・背景
- KTSは元々ネパールのカースト制度の最も低い地位に属する貧困層の人びとを支援するために、1983年に設立されました。
教育を受けられず、路上の清掃しか仕事の選択肢がなかった人びとの地位向上を目指し、成人の識字教育を開始。やがて職業訓練も行うようになり、編み物、カーペット織り、木工の研修コースを無償で提供しています。
また、コースを終えた人が働ける場として、それぞれの生産プロジェクトを運営し、その収益で小学校と保育所、児童養護施設も運営しています。 - 活動内容
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編み物、カーペット、木工製品の3つの生産プロジェクトで2,500人の職人に仕事の機会を提供しています。その収益で運営される小学校では、210人の子どもたちが無償で教育を受けており、16人の子どもが児童養護施設で暮らしています。働く女性職人のための保育所もあります。 - 活動の広がり・生産者へのメリット
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手編みの仕事は在宅で行えるため、子どもを持つ女性や大学生が育児や学業と両立しながら、収入を得る貴重な機会となっています。ピープルツリーとKTSは協力して、職業訓練とデザイン・サポートをしています。ピープルツリーとの提携はKTSに大きな変化をもたらしました。
KTSの代表、キラン・カドウギさんはこう話します。「ピープルツリーは定期的に発注してくれますし、商品やその質、デザインに対してアドバイスをくれるなど、私たちをサポートしてくれます。商品開発、デザイン、質の高いマネジメントや、マーケティングについて学ぶことができ、新しい知識や能力を習得していくことに大きな喜びを感じています」。 - フェアトレード以外の活動
- 職業訓練
識字教育
児童教育
医療 - 生産者の物語・コメント
- KTSで働く職人、ラクシミさんはこう話します。「ピープルツリーからの発注はKTSと私自身、家族や同僚、この国で働く女性生産者にとっては必要不可欠です。フェアトレードは社会的、経済的権限を向上させ、子どもだけでなく女性も教育を受けられるようになります。それを考えると、一生懸命働こうと思います。私は心からフェアトレード・ファッションとピープルツリーの成功を祈っています」。
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