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記事: ジュエリーでインドの子どもたちを支援

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ジュエリーでインドの子どもたちを支援

フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」 とジュエリー/ファッションブランド「RUKUS by yasuhiro tomita」は、インドのフェアトレード生産者団体「タラ・プロジェクト」が運営する教育センターを支援するプロジェクトを実施します。



ピープルツリーは20年以上に渡ってタラ・プロジェクトの生産者がつくるアクセサリーを日本で販売しており、3年前からアクセサリーの売上に応じた寄付によって教育センターの活動も支援してきました。
今回、RUKUSはこの支援に共感してくださり、RUKUSの春の新商品の売上の10%を教育センターの運営のために寄付してくださることになりました。
また、ピープルツリーの生産団体でもあるタラ・プロジェクトがつくったガラスビーズを使って、RUKUSがオリジナル・デザインで作成したアイテムも、売上の10%を教育センターの運営のために寄付されます。


RUKUSがオリジナル・デザインで作成したアイテム RUKUSがオリジナル・デザインで作成したアイテム


このセンターは、貧困家庭の子どもたちが正規の学校に通えるよう支援する非公式な学校で、子どもたちが将来よりよい仕事を得て貧困の悪循環から抜け出せることを目指しています。今回のプロジェクトでの支援により、インド北部ウッタル・プラディシュ州のプルディル・ナガールとアグラの2ヶ所のセンターで、より多くの子どもたちに教育の機会を広げることができます。

こちらの商品は、5月22日までRUKUSのポップアップ・ショップにて販売中です。

■日時:2018年5月9日〜22日
■場所:イセタンサローネ(六本木ミッドタウン)

ポップアップショップの詳細はこちら

 

タラ・プロジェクトとピープルツリー

インドでは少なくとも500万人の子どもたちが、学校に行けず農業や手工芸生産の現場で働いています。子どもは大人の3分の1の賃金で雇うことができ、小さな手は細かい作業で重宝され、雇う側には都合がよいのです。
首都デリーのあちこちにあるアクセサリー工房では、8歳から16歳くらいまでの子どもたちが毎日10~12時間、窓のない蒸し暑い部屋でパーツの取り付け作業をしています。みな地方から働きに出て住み込みで働いており、作業場の一角で寝泊りしています。わずかな賃金から家に仕送りをし食費などを払うと、手元には月1,000円も残りません。学校に通わず働く子どもたちは、大人になっても読み書きができないため、ほかの仕事に就く機会を失い、多くは同じような工房を経営して子どもを雇うようになります。こうして貧困の連鎖が続いてゆくのです。

タラ・プロジェクトは、1960年代後半に教育者やソーシャル・ワーカーの有志が貧困層の人びとの生活向上のために職業訓練を始めて以来、50年以上に渡ってインド北部の手工芸生産グループの立ち上げから製品づくり、販売を支援してきました。現在500名あまりの職人がアクセサリーや石細工の製品づくりを通して収入を得ています。

アクセサリーづくりの仕事をするタラ・プロジェクトの女性たち アクセサリーづくりの仕事をするタラ・プロジェクトの女性たち

また、貧困家庭の子どもたちに教育の機会をつくるため8 ヵ所の教育センターを運営しており、合計900名の子どもたちが通っています。さらに、貧困地域での医療サービスの提供や女性の自立支援のための職業訓練なども行っています。
タラ・プロジェクトは、手工芸生産に携わる小規模生産者が適正な収入を得ることで子どもを働かせなくてすむよう、アクセサリーや石細工の生産者グループを支援しています。ピープルツリーは1996年からタラ・プロジェクトと共にアクセサリーや石細工の商品開発を行い、日本で販売することで生産者の人びとの収入の機会を守っています。さらに2015年からは、アクセサリーの売上に応じた寄付によって教育センターの活動を支えています。

 

RUKUS by by yasuhiro tomita の社会的活動

2006年に創立され、東京を拠点に活動するジュエリーとファッションのブランド「RUKUS by yasuhiro tomita」。
デザイナーの冨田恭宏氏は2005年に天然石の原石収集を始めたことをきっかけに独学でジュエリーの世界へ入りました。気功ヒーラーとしての顔も持ち、クリスタルヒーリング、マクロビオティック、ホメオパシー、自然療法などを実践しています。2006年にジュエリーブランドRUKUSを立ち上げ、2009年ウェアラインも始動。2013年には、カナダ・バンクーバーの新聞社『The Georgia Straight』のThe Best of Vancouver in 2013にて、ベストアクセサリーデザイナーに選ばれました。

FASHION EDITORIAL 'SISTERS' Photography / Yoriko Inoue Make-Up / Cecil Models / Sarah Hannon, Stephanie Dresses & Jewelries / RUKUS by yasuhiro tomita Accessories / Noble Punishment Styling / Yasuhiro Tomita FASHION EDITORIAL 'SISTERS'
Photography / Yoriko Inoue
Make-Up / Cecil
Models / Sarah Hannon, Stephanie
Dresses & Jewelries / RUKUS by yasuhiro tomita
Accessories / Noble Punishment
Styling / Yasuhiro Tomita

ブランドの社会的責任を果たすため、売上の一部を国内外の社会的プロジェクトへの支援に寄付する活動を続けています。
ルワンダの支援プロジェクトでは、ジェノサイトを経験した元ストリートチルドレンたちがつくったチャームを使用したコレクションを制作。2011年から東日本大震災の被災者支援、2016年から熊本地震の被災地支援も行い、さらに自身が持つ難病、筋ジストロフィーの患者支援も行っています。
ファッションの裏側を描いたドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト』を観たことがきっかけでフェアトレードに興味を持ち、ピープルツリーとのプロジェクトを企画しました。

タラ・プロジェクト代表のムーン・シャルマさんは、「このセンターでの活動を通じて子どもたちは正規の学校に通い始め、児童労働者にならずにすむようになります。みなさまがこのセンターを支援してくださることを嬉しく思います」と、今回のプロジェクトに感謝のコメントを寄せています。