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記事: “顔の見える”物流プロジェクト、スタート! ~日本郵船株式会社とのコラボ

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“顔の見える”物流プロジェクト、スタート! ~日本郵船株式会社とのコラボ

フェアトレードは、顔の見えるものづくり。どこで、誰が、どんなふうにつくってくれたかが分かるから、商品を通じてつくり手とのつながりを感じられます。愛着がわいたり、長く大切にしようという想いが生まれます。

ではそのアイテムを、どこから、誰が、どんなふうに「運んで」くれたか、考えたことはありますか?

さまざまな場面で「送料無料」が当たり前のサービスとしてうたわれています。そして高度に物流網が発達した日本では、滞りなく届くのも当然のように思ってしまうことも多いのではないでしょうか。運ぶ人たちの存在は黒子のように表に出ることはあまりありませんが、当然、運ぶには人手もエネルギーも必要です。

私たちはモノを通じて、世界中とつながっています。材料が調達されモノがつくられて、遠く離れた生活者の手元に届くまでの一連の過程(サプライチェーン)に関わる人たちをつないでくれているのはまさしく、エッセンシャルでありながら普段あまり意識されることのない「物流」に携わる人たちです。

国際海上運送を中心とした物流事業を運営する日本郵船株式会社(NYK)から、ピープルツリーに問い合わせをいただいたのは、今年3月のことでした。社内有志から成る「デジタル・アカデミー」の方々が、「運んでいるのはモノじゃなく、モノに託した想いなんだ」と、“想いの物流”プロジェクトを企画。ピープルツリーの商品の運送を担っているご縁から声をかけていただき、どうしたら「顔の見える物流」をお客さまにお伝えできるのか一緒にミーティングを重ねました。

ピープルツリーのアイテムは18ヵ国145のグループでつくられ、運ばれてきます。中でも、毎年毎年、みんながまだかまだかと待ち望んでくださるアイテムの筆頭と言えば、フェアトレードチョコレート! そこで、バレンタイン用のスペシャルパッケージのフェアトレードチョコレートが船で日本にやってくるまでのストーリーを追ってみることにしました。



フェアトレードチョコレートはスイスの山に囲まれた小規模なチョコレート工場で作られて、何便かに分けて陸路・河路を通り、オランダのロッテルダム港からはるばる1ヵ月以上かけてやってきます。

港でどんな様子で何の作業が行われているのか、どんな航路をたどってくるのか、船から見える景色は? 星空は? そういった写真に加えて、運んでくれる船長さんをはじめとする船員さんたちがどんな人たちなのか、どんなふうに船で過ごし何を食べているのか、日常を垣間見られる写真も撮ってくださるとか。地球をぐるりと移動するからこそ必要な、環境配慮のお話も知れるかも。ミーティングを重ねるたびに、ワクワクしました!





運んでくれる人たちのことを知り、はるばるとたどってきた陸・川・海の道のりに想いを馳せることで、今、目の前にあるものが特別なものに感じられてくるのではないでしょうか。

フェアトレードのアイテムは、希望にあふれたつくり手が誇りを持って、人にも環境にも健康的な方法でつくられています。ピープルツリーは、世の中にあふれるすべてのものがそうした背景を持っていたら、みんなが心から気持ち良い毎日を送れるのでは、と考えています。物流も同じように、単なるモノの移動ではなく、人と人をつなぐ「想いの物流」が広がっていったら……どんなに豊かなことでしょう。

このプロジェクトの様子は、NYKのデジタル・アカデミーの公式アカウントからご覧いただけます。
★Instagram https://www.instagram.com/nyk_line_omoi/
★twitter https://twitter.com/NYK_Line_Omoi



 

ぜひフォローしてみてください。
届く過程を楽しみながら、一緒に物流に想いを乗せましょう!

プロジェクトの最終報告として、デジタルアカデミーの方々(NYKの船長さん含む3名)をお招きして、1月30日(日)にフェアトレードの学校の開催を予定しています。開催方法については詳細が決まり次第、改めてご案内します。お楽しみに!