寄付つきのお買いもの『Walk with Nepal』プロジェクト終了
~ネパールの児童養護施設が閉鎖~
ピープルツリーは、あたたかな手編みのニット製品を届けてくれるネパールの生産者パートナー「クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)」と、20年以上に渡りフェアトレードのパートナーシップを築いています。
また、KTSが行っているさまざまな社会活動を支えるため、2017年からKTSのファッションアイテム1点の販売につき100円の寄付を送る「Walk with Nepal」プロジェクトを続けています。
この寄付はKTSが運営する児童養護施設の運営に充てられており、毎年みなさまのお買い上げの中から30万~40万円を継続的に送って運営費の20%近くを支えてきました。この6年間の寄付累計額は、192万円あまりにのぼります。
ところが、このたびKTSより、コロナ禍以来の資金難により養護施設を一時的に閉鎖せざるを得なくなったとのお報せが届きました。
大変残念ですが、長年にわたり皆さまに支えていただいた寄付プロジェクト「Walk with Nepal」は、2023年9月末日をもって終了させていただきます。
昨年7月から本年6月までのKTSのファッションアイテムの販売分に対して、35万円の寄付をまもなく送金する予定となっていたため、この対象期間を9月末日まで延長し、合計金額をKTSの他の社会的プロジェクトに活用してもらうために提供することといたします。
以下、KTSのディレクター、キラン・カドゥギさんからのメッセージです。
―――
2020年からのコロナ禍は、私たちの受注や生産に大きな打撃を与えました。
この3年間、売上は大きく下がり、コスト削減の努力にもかかわらず収支は大きな赤字となりました。これにより、私たちが長年続けてきた貧困層の女性や子どもたち、障がいを持つ人々の支援活動を見直さざるを得なくなりました。
私たちは、9人の孤児が生活を共にしている養護施設を、一時的に閉鎖するという苦渋の決断をいたしました。
9人のうち2人は中等教育を、もう2人は基礎教育を終え、残り5人は中等学校に通っています。
行政機関や親戚たちと協議した結果、5人は別の養護施設に移り、4人は親戚の元で暮らしながら中等教育を終えるまでKTSの奨学金で支えることになりました。
155人の子どもたちが通う小学校や、貧困層の人びとが技術を身に着けるための職業訓練、その訓練生やスタッフの子どもたちを見守る保育所の運営は、これまで通り続けています。
なんとか売上を伸ばせるよう、余剰毛糸や在庫製品をリサイクルした原料を活用した新製品を開発するなど、努力を続けています。
20年来のフェアトレードのパートナーとして、また養護施設の運営を支えてくれたサポーターとして、これからもKTSが立場の弱い人々のために活動を続けられるよう、支援をお願いいたします。
KTSディレクター、キラン・カドゥギさん
寄付プロジェクトは終了いたしますが、寄付の有無にかかわらず、フェアトレードによる製品の発注がつくり手たちに仕事の機会をつくり、KTSの活動を支えることに変わりはありません。これからもKTS製品をご愛顧力いただけますようお願い申し上げます。
KTSのニッターさんたち
KTSの商品はこちら(ピープルツリー・オンラインショップ)
※2023年9月30日までのファッションアイテムのお買い上げ分は、寄付の対象となります
【KTSの養護施設のこれまでの活動報告】
ネパールの児童養護施設からの巣立ちを支えて(2022/10/25)
子どもたちの未来のために(2018/12/28)
また、KTSが行っているさまざまな社会活動を支えるため、2017年からKTSのファッションアイテム1点の販売につき100円の寄付を送る「Walk with Nepal」プロジェクトを続けています。
この寄付はKTSが運営する児童養護施設の運営に充てられており、毎年みなさまのお買い上げの中から30万~40万円を継続的に送って運営費の20%近くを支えてきました。この6年間の寄付累計額は、192万円あまりにのぼります。
ところが、このたびKTSより、コロナ禍以来の資金難により養護施設を一時的に閉鎖せざるを得なくなったとのお報せが届きました。
大変残念ですが、長年にわたり皆さまに支えていただいた寄付プロジェクト「Walk with Nepal」は、2023年9月末日をもって終了させていただきます。
昨年7月から本年6月までのKTSのファッションアイテムの販売分に対して、35万円の寄付をまもなく送金する予定となっていたため、この対象期間を9月末日まで延長し、合計金額をKTSの他の社会的プロジェクトに活用してもらうために提供することといたします。
以下、KTSのディレクター、キラン・カドゥギさんからのメッセージです。
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2020年からのコロナ禍は、私たちの受注や生産に大きな打撃を与えました。
この3年間、売上は大きく下がり、コスト削減の努力にもかかわらず収支は大きな赤字となりました。これにより、私たちが長年続けてきた貧困層の女性や子どもたち、障がいを持つ人々の支援活動を見直さざるを得なくなりました。
私たちは、9人の孤児が生活を共にしている養護施設を、一時的に閉鎖するという苦渋の決断をいたしました。
9人のうち2人は中等教育を、もう2人は基礎教育を終え、残り5人は中等学校に通っています。
行政機関や親戚たちと協議した結果、5人は別の養護施設に移り、4人は親戚の元で暮らしながら中等教育を終えるまでKTSの奨学金で支えることになりました。
155人の子どもたちが通う小学校や、貧困層の人びとが技術を身に着けるための職業訓練、その訓練生やスタッフの子どもたちを見守る保育所の運営は、これまで通り続けています。
なんとか売上を伸ばせるよう、余剰毛糸や在庫製品をリサイクルした原料を活用した新製品を開発するなど、努力を続けています。
20年来のフェアトレードのパートナーとして、また養護施設の運営を支えてくれたサポーターとして、これからもKTSが立場の弱い人々のために活動を続けられるよう、支援をお願いいたします。
KTSディレクター、キラン・カドゥギさん
寄付プロジェクトは終了いたしますが、寄付の有無にかかわらず、フェアトレードによる製品の発注がつくり手たちに仕事の機会をつくり、KTSの活動を支えることに変わりはありません。これからもKTS製品をご愛顧力いただけますようお願い申し上げます。
KTSのニッターさんたち
KTSの商品はこちら(ピープルツリー・オンラインショップ)
※2023年9月30日までのファッションアイテムのお買い上げ分は、寄付の対象となります
【KTSの養護施設のこれまでの活動報告】
ネパールの児童養護施設からの巣立ちを支えて(2022/10/25)
子どもたちの未来のために(2018/12/28)