\23AW新作/ バングラデシュの手織りオーガニックコットン
こんにちは。マーケティングチームのアユミです。
オーガニックセプテンバーのキャンペーンブログ第2弾は、バングラデシュの「手織りオーガニックコットン」についてご紹介します!
今は毎シーズンの定番となっている「手織りオーガニックコットン」シリーズ。
実は、ここまでには長い道のりがありました。
その始まりは2006年ごろ。
当時、オーガニックコットン製品はほぼすべてインドでつくられていました。
その中で、手織り生地の生産者が多くいるバングラデシュでも生産したいという思いがあり
まずは糸からということで、バングラデシュでオーガニックコットンを栽培するプロジェクトが発足しました。
ピープルツリーカタログ 2007秋冬号での報告の様子
しかし、バングラデシュの気候の影響もあり
大雨や洪水で畑ごと流されてしまい、プロジェクトは軌道に乗せることができませんでした。
そこで今度は、オーガニックコットンの糸を安定して仕入れられる紡績メーカーを探すことに。
機械生産ではなく手織りのため、販売されている糸をそのままは使えず、特注でつくってもらう必要がありましたが、
ピープルツリーは大きなブランドではないため、糸を大量購入できる訳ではありませんでした。
この2点が取引のネックとなり、理解してくれる仕入れ先を探すのに時間がかかりました。
バングラデシュのフェアトレード団体の代表者たちがバングラデシュ国内の紡績メーカーのリサーチを重ね、
また、ピープルツリースタッフも現地に何度も足を運び、話し合いを重ねた結果
私たちの理念に共感し、小ロットの仕入れに協力してくれるバングラデシュのメーカーが見つかったのです。
製品を初めて販売できたのは、2016年。プロジェクト発足から、約10年の道のりでした。
そこからさらに7年経った2023年現在、手織りオーガニックコットンは、毎シーズンの定番として愛されています。
糸を仕入れた後は、どのように生地がつくられているのか・・
バングラデシュの生産者パートナーであるタナパラ・スワローズの動画とともに、ご紹介します。
スワローズの工場見学に訪れたような気持ちで、ぜひいっしょにお楽しみください!
①糸をボビンに巻く
糸車をくるくると回し、染色の終わった糸をボビンに巻いていきます。
4人が並び、それぞれの糸車を回していますね。生地を織るためには、とても多くのボビンが必要なのです。
②ドラムに巻き取る
先ほどのボビンが、たくさんセッティングされている様子が見えますね。
つくりたい生地に必要な本数、密度、長さにしたがって並べ、ドラムに巻き取っていきます。
とても大きな糸車を回しながらも、糸が絡まないように注意して進めるのは、見ているだけでも大変そうです・・
③糸のセッティング
糸を1本1本、織り機にセッティングしていきます。
1本間違えただけでも織物にならなくなってしまうので、みなさまていねいに作業されています。
とても繊細なお仕事。織るまでの工程でも、たくさんの手仕事が積み重なっています。
実はこの①~③までの工程が、織る工程の7割ほどと言われています。
セッティングにかかる手間は、生産する生地が大きなロットでも小さなロットでも、変わらないのです。
④織る
ついに、織る工程にたどり着きました!両手と片足を使って、織り進めていきます。
足は4本のペダルを使うそうです。(ジャカード機は1本。)「手織り」と言っても、全身で織られているのですね。
いかがでしたか?
手織りオーガニックコットン生地ができあがるまでの長い道のりを知り、私はお洋服を愛しく思う気持ちがさらに増しました。
\このブログのキーワードは、バングラデシュの『BA』です/
生地が完成してから、裁断・縫製・出荷・検品と長い道のりを経て・・ついに私たちのもとに届いた23AW新作を、ご紹介します。
まずはタナパラ・スワローズでつくられた、手織りオーガニックコットン生地に手刺繍をほどこしたシリーズ。
手織り生地に、さらに一針一針 手刺繍されているアイテムたち。
ウィンターベリーをイメージしたフレンチノット刺繍が、袖口や胸元にほどこされています。
ちらりと目に入る時、さりげなく元気をくれる。自分だけのおまもりのように、気分をちょこっと上げてくれる。そんなシリーズだと思います。
生地の色は、エコホワイトとネイビーの2種類。
ネイビーは先染めした色をタテ糸に、白い糸をヨコ糸に使用していて、離れて見るとほんのりと光沢感があります。
手織りと手刺繍のぬくもりを、手に取って感じてみていただけるとうれしいです。
タナパラ・スワローズから届いた手織りオーガニックコットンアイテムはこちら≫
今シーズンの手織りオーガニックコットン、続けてご紹介するのは
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツから届いた、手織りオーガニックコットンドビー生地のシリーズ。
手織りのオーガニックコットンを軽やかにまとうように着る。そんなリラックスした着心地のシャツです。
やわらかい中にも少しハリのある素材なので、袖口や首元のギャザーが綺麗に出ています。
さまざまなコーディネートに取り入れやすいシャツ は、夏以外のスリーシーズンに大活躍できそうです!
色は、エコホワイトとベージュの2種類。
小花とヘリンボーンのようなモチーフを、ストライプ状にデザインしたドビー織りの表情がユニーク♪
こちらもまた、ちらりと目に入るたびに、うれしくなるポイントです!
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツから届いた手織りオーガニックコットンアイテムはこちら≫
バングラデシュの手織りオーガニックコットンの魅力が、みなさまに届いているとうれしいです。
できあがるまでの工程に思いを馳せると、お洋服を選ぶとき、身に着ける時、胸があたたかくなります。
ぜひ、永く愛せるお気に入りの1着を探してみてくださいね。
23AWの手織りオーガニックコットンアイテムはこちら≫
オーガニックセプテンバーのキャンペーンブログ第2弾は、バングラデシュの「手織りオーガニックコットン」についてご紹介します!
「手織りオーガニックコットン」完成までの道のり
今は毎シーズンの定番となっている「手織りオーガニックコットン」シリーズ。
実は、ここまでには長い道のりがありました。
その始まりは2006年ごろ。
当時、オーガニックコットン製品はほぼすべてインドでつくられていました。
その中で、手織り生地の生産者が多くいるバングラデシュでも生産したいという思いがあり
まずは糸からということで、バングラデシュでオーガニックコットンを栽培するプロジェクトが発足しました。
ピープルツリーカタログ 2007秋冬号での報告の様子
しかし、バングラデシュの気候の影響もあり
大雨や洪水で畑ごと流されてしまい、プロジェクトは軌道に乗せることができませんでした。
そこで今度は、オーガニックコットンの糸を安定して仕入れられる紡績メーカーを探すことに。
機械生産ではなく手織りのため、販売されている糸をそのままは使えず、特注でつくってもらう必要がありましたが、
ピープルツリーは大きなブランドではないため、糸を大量購入できる訳ではありませんでした。
この2点が取引のネックとなり、理解してくれる仕入れ先を探すのに時間がかかりました。
バングラデシュのフェアトレード団体の代表者たちがバングラデシュ国内の紡績メーカーのリサーチを重ね、
また、ピープルツリースタッフも現地に何度も足を運び、話し合いを重ねた結果
私たちの理念に共感し、小ロットの仕入れに協力してくれるバングラデシュのメーカーが見つかったのです。
製品を初めて販売できたのは、2016年。プロジェクト発足から、約10年の道のりでした。
そこからさらに7年経った2023年現在、手織りオーガニックコットンは、毎シーズンの定番として愛されています。
「手織り」の工程
糸を仕入れた後は、どのように生地がつくられているのか・・
バングラデシュの生産者パートナーであるタナパラ・スワローズの動画とともに、ご紹介します。
スワローズの工場見学に訪れたような気持ちで、ぜひいっしょにお楽しみください!
①糸をボビンに巻く
糸車をくるくると回し、染色の終わった糸をボビンに巻いていきます。
4人が並び、それぞれの糸車を回していますね。生地を織るためには、とても多くのボビンが必要なのです。
②ドラムに巻き取る
先ほどのボビンが、たくさんセッティングされている様子が見えますね。
つくりたい生地に必要な本数、密度、長さにしたがって並べ、ドラムに巻き取っていきます。
とても大きな糸車を回しながらも、糸が絡まないように注意して進めるのは、見ているだけでも大変そうです・・
③糸のセッティング
糸を1本1本、織り機にセッティングしていきます。
1本間違えただけでも織物にならなくなってしまうので、みなさまていねいに作業されています。
とても繊細なお仕事。織るまでの工程でも、たくさんの手仕事が積み重なっています。
実はこの①~③までの工程が、織る工程の7割ほどと言われています。
セッティングにかかる手間は、生産する生地が大きなロットでも小さなロットでも、変わらないのです。
④織る
ついに、織る工程にたどり着きました!両手と片足を使って、織り進めていきます。
足は4本のペダルを使うそうです。(ジャカード機は1本。)「手織り」と言っても、全身で織られているのですね。
いかがでしたか?
手織りオーガニックコットン生地ができあがるまでの長い道のりを知り、私はお洋服を愛しく思う気持ちがさらに増しました。
\このブログのキーワードは、バングラデシュの『BA』です/
23AW新作のご紹介
生地が完成してから、裁断・縫製・出荷・検品と長い道のりを経て・・ついに私たちのもとに届いた23AW新作を、ご紹介します。
まずはタナパラ・スワローズでつくられた、手織りオーガニックコットン生地に手刺繍をほどこしたシリーズ。
手織り生地に、さらに一針一針 手刺繍されているアイテムたち。
ウィンターベリーをイメージしたフレンチノット刺繍が、袖口や胸元にほどこされています。
ちらりと目に入る時、さりげなく元気をくれる。自分だけのおまもりのように、気分をちょこっと上げてくれる。そんなシリーズだと思います。
生地の色は、エコホワイトとネイビーの2種類。
ネイビーは先染めした色をタテ糸に、白い糸をヨコ糸に使用していて、離れて見るとほんのりと光沢感があります。
手織りと手刺繍のぬくもりを、手に取って感じてみていただけるとうれしいです。
タナパラ・スワローズから届いた手織りオーガニックコットンアイテムはこちら≫
今シーズンの手織りオーガニックコットン、続けてご紹介するのは
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツから届いた、手織りオーガニックコットンドビー生地のシリーズ。
手織りのオーガニックコットンを軽やかにまとうように着る。そんなリラックスした着心地のシャツです。
やわらかい中にも少しハリのある素材なので、袖口や首元のギャザーが綺麗に出ています。
さまざまなコーディネートに取り入れやすいシャツ は、夏以外のスリーシーズンに大活躍できそうです!
色は、エコホワイトとベージュの2種類。
小花とヘリンボーンのようなモチーフを、ストライプ状にデザインしたドビー織りの表情がユニーク♪
こちらもまた、ちらりと目に入るたびに、うれしくなるポイントです!
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツから届いた手織りオーガニックコットンアイテムはこちら≫
バングラデシュの手織りオーガニックコットンの魅力が、みなさまに届いているとうれしいです。
できあがるまでの工程に思いを馳せると、お洋服を選ぶとき、身に着ける時、胸があたたかくなります。
ぜひ、永く愛せるお気に入りの1着を探してみてくださいね。
23AWの手織りオーガニックコットンアイテムはこちら≫