ウガンダからフェアトレードのインパクトを考えるVol.5
ウガンダでの挑戦が教えてくれたこと
トレーニングを終えてからの最後の1か月はあっという間で、5か月に及ぶインターンも10月に終わり、今は日本に戻ってきました。
帰国した途端、寒さにやられてしまいました。
帰国してまだ1か月ほどしか経っていませんが、ウガンダでの写真を見返すといろんなことがあったなあと懐かしくなります。
「フェアトレード生産者は実際どんな生活をしているんだろう?」と疑問に思ったことから始まったこの挑戦。
実際に生産者の女性たちと会ってみて、いろんなことを知りました。
「フェアトレードのインパクト」とひとことで言っても生産している国や社会でさまざまあると思います。
今回私がインターンしたUganda Crafts 2000Ltdでは
・女性たちが仕事を手に入れられ、持続的に収入を得られること
・そしてその仕事を好きなこと
・ウガンダのバスケットのクオリティが上がること
これらが大きなインパクトなのではと感じました。
ウガンダの社会において仕事のない女性はとても多いです。
そういった女性たちが自分の子供の面倒を見るために持続的に収入を得られるというのはすごく大きなことだと思います。
そしてその仕事を好きだと多くの生産者は語ってくれました。私は「お金が手に入る」とか、「生活が改善する」などをインパクトとして考えていたのですが、お家で仕事をすることができるから子供の面倒もみられる、バスケットを編むのが好き、金曜日に他の生産者と会って話をするのが楽しい、こういった話を直接聞いてみて、「この仕事を好きだ」と思えることが生産者にとってすごく大事なことなのかもしれないと思いました。
これはフェアトレードの認証を受けているからというわけではないかもしれませんが、会社を作ったBettyがフェアトレードの指針に基づき、強い信念を持ってここまでやってきたからこそ、そこで働く女性たちがこの仕事を好きだと言えるこの環境ができたのではと思います。
そして何よりそんな彼女たちのつくるバスケットはクオリティが高いということを、他の生産者やお店と比較していて感じました。フェアトレードの認証を受けていることもあり、このバスケットは海外にも多く輸出しています。質はもちろん、デザインも色も、他に比べて本当にレベルが高いです。
彼女たちの持つ伝統技術を生かしさらにレベルの高いものをつくる、これがウガンダのバスケットのクオリティの底上げにつながり、もっともっとウガンダのバスケットの魅力が広がるといいなと思います。
最後にこの5か月を振り返ってみて。
改めて振り返ってみると本当にあっという間の5か月だったなと思います。
5か月住んだウガンダは私の想像よりずっと発展していて、そして想像よりずっといろんな問題がありました。
最初は思ったこともうまく伝えられず、文化の違いに翻弄される日々でした。遅刻なんて当たり前、約束はあってないようなもの。
本当に思うように行くことなんてほとんどなくて、悔しく情けない気持ちになることの方がきっと多かったです。
それでもいつだって笑っていて、前向きに生きている彼女たちと過ごしていたら、自然ともう一度またここに戻ってきたいとそう思いました。
ここでの経験や失敗は今後の成長の糧として、そしてこの経験で得られたこの出会いを大切にこれからもいろんなことに挑戦していきたいなと思います。
長くなってしまいましたが
最後までお読みいただきありがとうございました。
帰国した途端、寒さにやられてしまいました。
帰国してまだ1か月ほどしか経っていませんが、ウガンダでの写真を見返すといろんなことがあったなあと懐かしくなります。
「フェアトレード生産者は実際どんな生活をしているんだろう?」と疑問に思ったことから始まったこの挑戦。
実際に生産者の女性たちと会ってみて、いろんなことを知りました。
「フェアトレードのインパクト」とひとことで言っても生産している国や社会でさまざまあると思います。
今回私がインターンしたUganda Crafts 2000Ltdでは
・女性たちが仕事を手に入れられ、持続的に収入を得られること
・そしてその仕事を好きなこと
・ウガンダのバスケットのクオリティが上がること
これらが大きなインパクトなのではと感じました。
ウガンダの社会において仕事のない女性はとても多いです。
そういった女性たちが自分の子供の面倒を見るために持続的に収入を得られるというのはすごく大きなことだと思います。
そしてその仕事を好きだと多くの生産者は語ってくれました。私は「お金が手に入る」とか、「生活が改善する」などをインパクトとして考えていたのですが、お家で仕事をすることができるから子供の面倒もみられる、バスケットを編むのが好き、金曜日に他の生産者と会って話をするのが楽しい、こういった話を直接聞いてみて、「この仕事を好きだ」と思えることが生産者にとってすごく大事なことなのかもしれないと思いました。
これはフェアトレードの認証を受けているからというわけではないかもしれませんが、会社を作ったBettyがフェアトレードの指針に基づき、強い信念を持ってここまでやってきたからこそ、そこで働く女性たちがこの仕事を好きだと言えるこの環境ができたのではと思います。
そして何よりそんな彼女たちのつくるバスケットはクオリティが高いということを、他の生産者やお店と比較していて感じました。フェアトレードの認証を受けていることもあり、このバスケットは海外にも多く輸出しています。質はもちろん、デザインも色も、他に比べて本当にレベルが高いです。
彼女たちの持つ伝統技術を生かしさらにレベルの高いものをつくる、これがウガンダのバスケットのクオリティの底上げにつながり、もっともっとウガンダのバスケットの魅力が広がるといいなと思います。
最後にこの5か月を振り返ってみて。
改めて振り返ってみると本当にあっという間の5か月だったなと思います。
5か月住んだウガンダは私の想像よりずっと発展していて、そして想像よりずっといろんな問題がありました。
最初は思ったこともうまく伝えられず、文化の違いに翻弄される日々でした。遅刻なんて当たり前、約束はあってないようなもの。
本当に思うように行くことなんてほとんどなくて、悔しく情けない気持ちになることの方がきっと多かったです。
それでもいつだって笑っていて、前向きに生きている彼女たちと過ごしていたら、自然ともう一度またここに戻ってきたいとそう思いました。
ここでの経験や失敗は今後の成長の糧として、そしてこの経験で得られたこの出会いを大切にこれからもいろんなことに挑戦していきたいなと思います。
長くなってしまいましたが
最後までお読みいただきありがとうございました。
安藤ふき菜
【同シリーズの記事はこちら】
ウガンダからフェアトレードのインパクトを考える
2018年5月22日
番外編 半年たって思うこと
2017年11月10日
Vol.4 バスケットを編めるように!6日間のトレーニング
2017年9月1日
Vol.3 ホームステイでウガンダ人の暮らしを体感!!
2017年7月28日
Vol.2 バスケットづくりに挑戦して気づいたこと
2017年6月30日
Vol.1 ウガンダのフェアトレード生産者団体からフェアトレードのインパクトを考える