☆24周年リレーブログ☆ 生産者団体「アシシ・ガーメンツ」のオーガニックコットン
今月11月1日で、ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジは、24周年を迎えました。
これほど長く続いているのは、ひとえにピープル・ツリーのフェアトレードをご支持してくださる皆さまのおかげです。
ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
来年は節目の25周年。
いろいろ思い返していると、
「そういえば、このロングセラーの商品は、昔はこうだったね」とか、
「以前は、こういうことで苦労をしていたよね」とか、
今では笑い話になるような話が、スタッフたちの間からぽろぽろと……。
ちょっと待って!
その話、もっと詳しく聞かせて!
そうして、「かつて」のピープル・ツリーを知っているスタッフに、
今だから話せる話を、こっそりと教えてもらいました。
11月は、リレー形式で『ピープル・ツリー 今昔ものがたり』としてご紹介します。
今回はその第1回です。
はじまして。仕入れ・生産チームのユウコです。
仕入れ・生産チームは商品の品質と納品数をチェックし、ピープル・ツリーの倉庫への納品手配を担当しています。
(詳しくは「フェアトレード・スタイル」をご覧ください)
私のピープル・ツリーでの歴史は9年前の2006年にスタートしました。
もう少しで10年目に突入です!
今回は私が入社してから現在に至るまで、ずっと担当している
「アシシ・ガーメンツ」というインドの生産者団体をご紹介させてください。
アシシ・ガーメンツは、オーガニックコットンのカットソー製品を生産している縫製工場です。
カトリック系のフランシスコ修道会により、聴覚障害のある女性や社会的に弱い立場にいる人に仕事の機会をつくり出しています。
遠方から働きに来ている女性に対しては、食事や医療的ケア付きの寮生活も提供されています。
また、洋裁学校を卒業したばかりの20代前半の若い男女が、
適正かつ公正な賃金で経験を積める場にもなっています。
左から2番目の女性が、代表のシスター・ヴィニータ。
結婚を控えている右の女性は親を亡くしているため、シスターが式でつけるジュエリーをプレゼントした時の様子です。
働いている人がまるで家族のような団体です。
取引を開始し始めてからずっと、アシシ・ガーメンツは、
ピープル・ツリーがより魅力的で幅広い衣料品をお届けできるよう力を尽くしてくれています。
今あらためて私が初めて携わった秋冬2006シーズンのカタログや資料を見ると、
この9年間で出来ることが増えたなぁ~としみじみ実感……。
なんだか感慨深いです。
GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)認証の取得をはじめ、
今季のコレクションにも登場しているストライプやメランジ素材、
裏表で色を変えている裏パイル素材、裏ダブルガーゼなどを
展開できるようになったのも、ここ6、7年以内のことです。
衣料品業界で一般的に出来ていることでも、
それをフェアトレード、かつオーガニックコットンでとなると、なかなか容易ではありません。
オーガニックコットン裏パイルシリーズ。
アシシ・ガーメンツのトップスとボトムスのコーディネート。スカートは裏起毛。
アシシ・ガーメンツは100人規模の大きな団体ですが、長くお付き合いをさせてもらっていると、
全員とまではいきませんが一人一人の顔と名前を自然と覚えます。
現地訪問の際はとてもあたたかく歓迎してもらっており、20代、30代のスタッフが非常に多いので、
訪れるたびに「○○が結婚した」、「○○に子供ができた」といった
プライベートな近況報告まで受けます!
私も去年息子を出産したのですが、今年の9月に現地を訪れた時は、
会う人会う人に写真を見せてくれと言われました(笑)。
そして、息子がピープル・ツリーのカタログやウェブで、
アシシ・ガーメンツのベビー服を着て、
モデルとして登場していることをとても喜んでくれました。
来年はピープル・ツリーにとっては25周年、私にとっては10年という節目の年になりますので、
これからもよりいっそうアシシ・ガーメンツと共に、
人と地球にやさしい素敵な商品をお届けできるよう頑張ります!
余談ですが、南インドの田舎町に位置しているアシシ・ガーメンツでも、
しっかりと時代の流れがキャッチされているようで、自撮りが流行っていました。
「セルフィー!セルフィー!」と言いながらたくさん撮られました(笑)。
アシシ・ガーメンツのアイテムはこちら>>
これほど長く続いているのは、ひとえにピープル・ツリーのフェアトレードをご支持してくださる皆さまのおかげです。
ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
来年は節目の25周年。
いろいろ思い返していると、
「そういえば、このロングセラーの商品は、昔はこうだったね」とか、
「以前は、こういうことで苦労をしていたよね」とか、
今では笑い話になるような話が、スタッフたちの間からぽろぽろと……。
ちょっと待って!
その話、もっと詳しく聞かせて!
そうして、「かつて」のピープル・ツリーを知っているスタッフに、
今だから話せる話を、こっそりと教えてもらいました。
11月は、リレー形式で『ピープル・ツリー 今昔ものがたり』としてご紹介します。
今回はその第1回です。
はじまして。仕入れ・生産チームのユウコです。
仕入れ・生産チームは商品の品質と納品数をチェックし、ピープル・ツリーの倉庫への納品手配を担当しています。
(詳しくは「フェアトレード・スタイル」をご覧ください)
私のピープル・ツリーでの歴史は9年前の2006年にスタートしました。
もう少しで10年目に突入です!
今回は私が入社してから現在に至るまで、ずっと担当している
「アシシ・ガーメンツ」というインドの生産者団体をご紹介させてください。
アシシ・ガーメンツは、オーガニックコットンのカットソー製品を生産している縫製工場です。
カトリック系のフランシスコ修道会により、聴覚障害のある女性や社会的に弱い立場にいる人に仕事の機会をつくり出しています。
遠方から働きに来ている女性に対しては、食事や医療的ケア付きの寮生活も提供されています。
また、洋裁学校を卒業したばかりの20代前半の若い男女が、
適正かつ公正な賃金で経験を積める場にもなっています。
左から2番目の女性が、代表のシスター・ヴィニータ。
結婚を控えている右の女性は親を亡くしているため、シスターが式でつけるジュエリーをプレゼントした時の様子です。
働いている人がまるで家族のような団体です。
取引を開始し始めてからずっと、アシシ・ガーメンツは、
ピープル・ツリーがより魅力的で幅広い衣料品をお届けできるよう力を尽くしてくれています。
今あらためて私が初めて携わった秋冬2006シーズンのカタログや資料を見ると、
この9年間で出来ることが増えたなぁ~としみじみ実感……。
なんだか感慨深いです。
GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)認証の取得をはじめ、
今季のコレクションにも登場しているストライプやメランジ素材、
裏表で色を変えている裏パイル素材、裏ダブルガーゼなどを
展開できるようになったのも、ここ6、7年以内のことです。
衣料品業界で一般的に出来ていることでも、
それをフェアトレード、かつオーガニックコットンでとなると、なかなか容易ではありません。
オーガニックコットン裏パイルシリーズ。
アシシ・ガーメンツのトップスとボトムスのコーディネート。スカートは裏起毛。
アシシ・ガーメンツは100人規模の大きな団体ですが、長くお付き合いをさせてもらっていると、
全員とまではいきませんが一人一人の顔と名前を自然と覚えます。
現地訪問の際はとてもあたたかく歓迎してもらっており、20代、30代のスタッフが非常に多いので、
訪れるたびに「○○が結婚した」、「○○に子供ができた」といった
プライベートな近況報告まで受けます!
私も去年息子を出産したのですが、今年の9月に現地を訪れた時は、
会う人会う人に写真を見せてくれと言われました(笑)。
そして、息子がピープル・ツリーのカタログやウェブで、
アシシ・ガーメンツのベビー服を着て、
モデルとして登場していることをとても喜んでくれました。
来年はピープル・ツリーにとっては25周年、私にとっては10年という節目の年になりますので、
これからもよりいっそうアシシ・ガーメンツと共に、
人と地球にやさしい素敵な商品をお届けできるよう頑張ります!
余談ですが、南インドの田舎町に位置しているアシシ・ガーメンツでも、
しっかりと時代の流れがキャッチされているようで、自撮りが流行っていました。
「セルフィー!セルフィー!」と言いながらたくさん撮られました(笑)。
アシシ・ガーメンツのアイテムはこちら>>
☆24周年リレーブログ☆
- 第4回 新スタッフなのに長いおつきあいな関係
- 第3回 変わりゆく生産者たちの環境と変わらないもの
- 第2回 タナパラ・スワローズのスカート
- 第1回 生産者団体「アシシ・ガーメンツ」のオーガニックコットン