#Stay Home Live Fair フェアトレードの未来に支援を
生産者サポートのクラウドファンディングを始めました
ピープルツリーのパートナー生産者たちが暮らすインドやバングラデシュ、ネパールなどの国でも、新型コロナウイルス感染拡大防止のため厳しいロックダウンの日々が続いています。
ほとんどの生産者グループが3月下旬から今日に至るまで、1か月以上に渡りオフィスや工房の休業を余儀なくされています。
そんな苦しい中でも、スタッフや職人たちが日々の生活に困らないよう、食料や生活資金を援助したり、地域コミュニティの支援活動をサポートしたりする団体なども多く、改めて、数え切れないほど多くの人の生活の基盤になっているフェアトレードの重要性、そして彼らの製品を日本のみなさまに届けているピープルツリーの役割の重さを感じています。
生産も完全に中断し、国内および海外への輸出もできないいま、パートナー生産者たちは資金面でも不安を多く抱えています。
そこで、ピープルツリーは グローバル・ヴィレッジの協力を得て、生産者グループの緊急支援活動をサポートするためにクラウドファンディングを立ち上げることにしました。
詳細はこちらのページからご覧ください。
インドやバングラデシュをはじめ、各国では新型コロナウイルスの感染者数がますます増加しており、事態の収束がいつになるのか、全く見通しがつかない状況です。
仕事が再開できる日のために、より多くの人たちへ支援の手を差し伸べられるよう、クラウドファンディングや普段のお買いものなど、ぜひフェアトレード生産者に応援をお願いいたします。
ピープルツリーでは生産者グループのみなさんに現地の様子を聞き、少しずつInstagram、Facebook、Twitterに投稿を始めましたが、まとめてご覧いただけるよう、こちらでもご紹介いたします。
ネパールでは3月24日から1か月以上ロックダウンが続いていますが、KTSのすべての編み手さんたちはみな健康で無事に日々の生活を送っています。
外出制限が厳しく家にいる以外は何もできませんが、製品の生産に関して言えば、もともとKTSでは女性たちが在宅でニットを編み、家庭と仕事を両立させているので、いま生産中の2020年秋冬コレクションの生産は止まることなく進んでいます。
ただ、毛糸が足りなくなったいくつかの製品は、オフィスに毛糸を取りに行くことができないので止まっていて、商品の検品や梱包なども自宅ではできないので、いつロックダウンが明け、普段の仕事を再開できるか不安に思っています。
ネパール国内の感染者は他国と比べるとまだ低い水準を維持していますが、この状況が長引けば生産者たちへのインパクトも大きくなるのは確実です。
クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)の詳細はこちら>
3月24日のロックダウン直前、オフィスから1週間分くらいの仕事を持ち帰って各工房で生産を進める職人もいましたが、外出制限が長引き、生産をさらに進めるための原料も尽きてしまいました。
また、街のすべての機能が止まってしまったのでATMが使えず、給与を引き出すことができない人がたくさんいます。
ACPの事務所でも海外向けの輸出ができず、これからどうやって事業を続けていけばいいのかまだ先が見えない状態です。
1か月ほどのロックダウンでしたら家に籠って生活を続けていくことはできますが、これ以上長引くとどうなるのか、早く事態が収束し事業を再開できることを願っています。
手工芸生産者連盟(ACP)の詳細はこちら>
ネパールの伝統技法であるダッカ織りの製品を届けてくれるニュー・サドルの代表、チトラさんからのメッセージをご紹介します。
✉‥∵‥∴‥∵‥
ニュー・サドルではすべてのスタッフや職人は家にいるか、故郷の村に帰っています。
敷地内にある高齢者養護施設にいるお年寄りは、医療補助スタッフの元、健康に過ごしています。
街の機能が停止し給与の引き出しもままならないスタッフたちに向けては、3~4週間分の食料や当面の生活に必要な日用品の購入資金なども届けています。
ただ外出制限が厳しいため、ニュー・サドルの拠点から離れた場所に住む人たちへの手助けはできない状態です。
今後ロックダウンがさらに続けば、フェアトレード団体も含む小さな事業者は深刻な資金不足に陥り、生き残りが難しくなるでしょう。
また、ネパール国内全体でも食料や医療品、製造に必要な原料不足が起こることが予想されます。
ニュー・サドルとしても海外への輸出ができず資金繰りが厳しくなってきています。
この困難な時代を乗り切るため一番大切なのは、皆が団結していくことです。
一緒に協力しあうことで、ニュー・サドルが支援する、ハンセン病や、その他障害を持つ人びと、社会的な弱者である生産者たちを助ける力となります。
ニュー・サドル
代表 チトラ・バハドゥール
ニュー・サドルの詳細はこちら>
オーガニックコットンやテンセルの洋服を届けてくれるクリエイティブ・ハンディクラフトも、5月3日までオフィスやすべての縫製グループは休業しています。
ただ、休業中も現場の女性たちやオフィススタッフへの給与の支払いは続けています。
また、支援をしている家族や子供たちへ食料の配布もしています。
インドの中でもクリエイティブ・ハンディクラフトが拠点にしているムンバイは、特に人口が過密した大都市です。
先日もアジア最大級のスラムとも言われるダラヴィ地区でコロナウイルスの感染ケースが報告され、感染拡大の懸念が広がっています。
ただ、このようなスラム街でソーシャルディスタンスを徹底することは容易ではありません。
インドでは60%以上の人たちが日雇いの仕事をしていると言われています。
リキシャドライバーや建設現場の作業員など、今回のパンデミックで最も被害を受ける日雇いの労働者たちです。
クリエイティブ・ハンディクラフトは、より多くの人の支援をするため国内マーケットを広げる計画をしていましたが、いまはいったん棚上げするしかありません。
ロックダウンが明けたら一刻も早く普段の仕事に戻りたいと思っています。
そのためにもみなさまにフェアトレードを支援いただき、この厳しい時を乗り切れたらと思います。
クリエイティブ・ハンディクラフトの詳細はこちら>
いつも手織りシルクや色鮮やかなブロックプリント、インドの伝統技術を用いた手工芸品などバラエティ豊かな製品を届けてくれるサシャでも、オフィスや生産グループ、工房などすべての拠点が休業を余儀なくされていますが、自宅で働ける職人たちは少しでも生産の遅れを取り戻せるよう、プリントや縫製などを少しずつ進めてくれています。
インドのロックダウンは今のところ5月3日までとなっていますが、オフィスのある地区はホットスポットとなっているため、当面の間は封鎖措置が続きそうです。サシャのスタッフはWhatsAppやSkype、Zoomなどを駆使してお互いに連絡を取り合い、生産グループとコミュニケーションを欠かさないようにしています。
また、それぞれが住む地域のボランティアとして、食料品の配布やマスクの提供などを行うスタッフもいます。
皆ひとりひとりができることを進めています。
サシャの詳細はこちら>
インドの首都ニューデリーを拠点に活動するタラ・プロジェクトは、ピープルツリーのハンドメイドビーズを使ったアクセサリーやパレワストーンの雑貨などを30年近くにわたって生産する大切なパートナー団体です。
代表のムーンさんからお便りをいただいたのでご紹介します。
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タラ・プロジェクトも4週間以上にわたり休業状態が続いています。
短時間で生活必需品を買いに行く以外は誰も外出を許されていないので、すべてのスタッフと職人たちは家にこもっています。
農業や漁業など限られた産業は稼働することを許されていますが、働く場所を失った日雇いの労働者や工場で働く人たちに対する打撃は計り知れません。
その影響はもちろんタラ・プロジェクトの職人たちにも及んでいます。
職人たちは工房の設備を使ってアクセサリーを製作しています。
在宅で仕事をすることは難しく、輸送手段も断たれているため、全く生産ができない状態です。
政府の支援や社会保障もないので、私たちのような小さな事業者が生き残っていくための資金繰りはますます厳しくなりそうです。
周辺の小さな工房はすでに多くが廃業し、このままでは近い将来ほとんどが消えてしまうでしょう。
私たちだけでなくアメリカやヨーロッパの依然厳しい状況により、海外からの受注が減ってしまうことも懸念しています。
こんな状況ですが、タラ・プロジェクトではスタッフやすべての職人たちと定期的に連絡を取り合い、コミュニティで活動するグループを通じて、支援を必要としている人びとに炊き出しや食料品を配る活動を続けています。
また、家を失い自治体が用意したシェルターに避難している人たちへマスクを配りました。
こんな時だからこそ、人のためにできることをしています。
しかし残念ながら、限られた資金の中では全ての人を助けることはできません。
早く状況がよくなって、職人の手による製品がたくさん売れるようになることを願っています。
みなさま、支援と連帯をありがとうございます。私たちは皆、思考と祈りでつながっています。
タラ・プロジェクト
代表 ムーン・シャルマ
タラ・プロジェクトの詳細はこちら>
リサイクルサリーやジュートなどの素材を使ったバッグを届けてくれるサイドプール・エンタープライズから現地の様子を聞きました。
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サイドプール・エンタープライズのスタッフは皆元気です。
ロックダウン環境下のため、全員がほぼ自宅で過ごし、外出しないように心がけています。
ただ、生産がすべて止まっているため、職人たちは収入を得ることができません。
そのためサイドプール・エンタープライズでは、休業が始まる前に、生活必需品購入のための資金として10,000タカをすべての職人たちに配りました。
また、食糧支援として米20kg、小麦粉5kg、食用油1リットル、玉ねぎ 5kgなどを購入するための費用として1500タカを助成しました。
誰もが厳しい状況にありますが、何とか協力しあって切り抜けていけたらと思います。
ぜひフェアトレードのお買い物で支援いただけると嬉しいです。
サイドプール・エンタープライズ
代表 M.ギャスディン
サイドプール・エンタープライズの詳細はこちら>
ジュートなどの自然素材を使った手工芸品や雑貨を届けてくれるジュート・ワークスからバングラデシュの状況を聞きました。
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バングラデシュでは国内のほぼ全域で新型コロナウイルスの感染ケースが報告されています。
検査をするにもごく限られた数のテストキットしかなく、また検査機関も十分ではないので、実際の数を把握しきれていないのが現状です。
ジュート・ワークスでは職人たちとスタッフの安全確保のため、3月19日からいまに至るまで、オフィスと各生産拠点を閉鎖しています。
休業中もスタッフへの給与の支払いをしていますが、中には「No Work No Pay」の理念で給与の一部を寄付した人もいます。
いま組織全体で3,500人もの人がロックダウンの影響を受けています。
職人たちに対してはジュート・ワークスの資金からサポートしていますが、ロックダウンが少しずつ延長され、職人たちの食料の貯蔵が尽きてきているいま、更なる人道支援を行う必要があります。
ジュート・ワークス
開発/広報マネジャー ミルトン・スランジット・ラトナ
ジュート・ワークスの詳細はこちら>
風合いの美しい手織りの生地を使った製品をいつも届けてくれるデヴテックから厳しい現地の様子を聞きました。
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バングラデシュ全域では、1か月以上ロックダウンが続いています。
当初はごく限られた人数でなんとか手織りや縫製を続けていましたが、いまはオフィスも工房も完全に閉鎖中です。
生産が止まっている間もスタッフには毎月給与を支払い、工賃ベースの職人には家族を養っていくのに最低必要な分を週払いしています。
もともと原材料調達のために資金繰りがタイトな時期に、あと1か月でAW20の製品を出荷というところで休業を余儀なくされてしまい、収入が途絶えています。
政府や支援団体からも援助も受けられない中で、デヴテックで働くスタッフやその家族、合計40世帯もの生活がかかっています。
5月以降どうやってサポートを続けていけるかとても不安です。
これからも組織を存続させ、職人たちの手織りや手刺繍の技術を未来へつないでいくためにも、みなさまの支援を必要としています。
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツ
代表 プロディップ・ゴメス
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツの詳細はこちら>
私たちはこのパンデミックのさなか、家族や身の回りのコミュニティのことに集中しがち(それは人と人とのつながりを再確認するということでもありますが)ですが、世界に目を向けると、苦しい状況に陥っている人びとがたくさんいます。
例えば、4,000万人もの縫製従事者はただでさえ最低限の賃金で日々の暮らしにも事欠くのに、さらにこの事態による影響を受けています。
こういった人びとが困難な日々から抜け出すため、フェアトレードやグリーン・ニューディールは必要とされていますし、いま一度、経済の仕組み全体を見直すきっかけとしたいと思っています。
私たちはどうやって自分や家族が安全に暮らせるかということを考えるのと同時に、フェアトレードの次のアクションも考えています。
ぜひ、フェアトレードの活動、またフェアトレード生産者たちを支援してください。
なぜなら、私たちが”未来”だから。
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ここでご紹介しきれなかった生産者グループの近況や最新情報など、これからもInstagram、Facebook、Twitterで発信していく予定です。
Twitterアカウント: @PeopleTreeJP
Facebookアカウント : @PeopleTreeJPN
Instagramアカウント: @peopletreejp
ほとんどの生産者グループが3月下旬から今日に至るまで、1か月以上に渡りオフィスや工房の休業を余儀なくされています。
そんな苦しい中でも、スタッフや職人たちが日々の生活に困らないよう、食料や生活資金を援助したり、地域コミュニティの支援活動をサポートしたりする団体なども多く、改めて、数え切れないほど多くの人の生活の基盤になっているフェアトレードの重要性、そして彼らの製品を日本のみなさまに届けているピープルツリーの役割の重さを感じています。
生産も完全に中断し、国内および海外への輸出もできないいま、パートナー生産者たちは資金面でも不安を多く抱えています。
そこで、ピープルツリーは グローバル・ヴィレッジの協力を得て、生産者グループの緊急支援活動をサポートするためにクラウドファンディングを立ち上げることにしました。
詳細はこちらのページからご覧ください。
インドやバングラデシュをはじめ、各国では新型コロナウイルスの感染者数がますます増加しており、事態の収束がいつになるのか、全く見通しがつかない状況です。
仕事が再開できる日のために、より多くの人たちへ支援の手を差し伸べられるよう、クラウドファンディングや普段のお買いものなど、ぜひフェアトレード生産者に応援をお願いいたします。
パートナー生産者のいま
ピープルツリーでは生産者グループのみなさんに現地の様子を聞き、少しずつInstagram、Facebook、Twitterに投稿を始めましたが、まとめてご覧いただけるよう、こちらでもご紹介いたします。
クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)/ ネパール
ネパールでは3月24日から1か月以上ロックダウンが続いていますが、KTSのすべての編み手さんたちはみな健康で無事に日々の生活を送っています。
外出制限が厳しく家にいる以外は何もできませんが、製品の生産に関して言えば、もともとKTSでは女性たちが在宅でニットを編み、家庭と仕事を両立させているので、いま生産中の2020年秋冬コレクションの生産は止まることなく進んでいます。
ただ、毛糸が足りなくなったいくつかの製品は、オフィスに毛糸を取りに行くことができないので止まっていて、商品の検品や梱包なども自宅ではできないので、いつロックダウンが明け、普段の仕事を再開できるか不安に思っています。
ネパール国内の感染者は他国と比べるとまだ低い水準を維持していますが、この状況が長引けば生産者たちへのインパクトも大きくなるのは確実です。
クムベシュワール・テクニカル・スクール(KTS)の詳細はこちら>
手工芸生産者連盟(ACP)/ ネパール
3月24日のロックダウン直前、オフィスから1週間分くらいの仕事を持ち帰って各工房で生産を進める職人もいましたが、外出制限が長引き、生産をさらに進めるための原料も尽きてしまいました。
また、街のすべての機能が止まってしまったのでATMが使えず、給与を引き出すことができない人がたくさんいます。
ACPの事務所でも海外向けの輸出ができず、これからどうやって事業を続けていけばいいのかまだ先が見えない状態です。
1か月ほどのロックダウンでしたら家に籠って生活を続けていくことはできますが、これ以上長引くとどうなるのか、早く事態が収束し事業を再開できることを願っています。
手工芸生産者連盟(ACP)の詳細はこちら>
ニュー・サドル/ ネパール
ネパールの伝統技法であるダッカ織りの製品を届けてくれるニュー・サドルの代表、チトラさんからのメッセージをご紹介します。
✉‥∵‥∴‥∵‥
ニュー・サドルではすべてのスタッフや職人は家にいるか、故郷の村に帰っています。
敷地内にある高齢者養護施設にいるお年寄りは、医療補助スタッフの元、健康に過ごしています。
街の機能が停止し給与の引き出しもままならないスタッフたちに向けては、3~4週間分の食料や当面の生活に必要な日用品の購入資金なども届けています。
ただ外出制限が厳しいため、ニュー・サドルの拠点から離れた場所に住む人たちへの手助けはできない状態です。
今後ロックダウンがさらに続けば、フェアトレード団体も含む小さな事業者は深刻な資金不足に陥り、生き残りが難しくなるでしょう。
また、ネパール国内全体でも食料や医療品、製造に必要な原料不足が起こることが予想されます。
ニュー・サドルとしても海外への輸出ができず資金繰りが厳しくなってきています。
この困難な時代を乗り切るため一番大切なのは、皆が団結していくことです。
一緒に協力しあうことで、ニュー・サドルが支援する、ハンセン病や、その他障害を持つ人びと、社会的な弱者である生産者たちを助ける力となります。
ニュー・サドル
代表 チトラ・バハドゥール
ニュー・サドルの詳細はこちら>
クリエイティブ・ハンディクラフト/ インド
オーガニックコットンやテンセルの洋服を届けてくれるクリエイティブ・ハンディクラフトも、5月3日までオフィスやすべての縫製グループは休業しています。
ただ、休業中も現場の女性たちやオフィススタッフへの給与の支払いは続けています。
また、支援をしている家族や子供たちへ食料の配布もしています。
インドの中でもクリエイティブ・ハンディクラフトが拠点にしているムンバイは、特に人口が過密した大都市です。
先日もアジア最大級のスラムとも言われるダラヴィ地区でコロナウイルスの感染ケースが報告され、感染拡大の懸念が広がっています。
ただ、このようなスラム街でソーシャルディスタンスを徹底することは容易ではありません。
インドでは60%以上の人たちが日雇いの仕事をしていると言われています。
リキシャドライバーや建設現場の作業員など、今回のパンデミックで最も被害を受ける日雇いの労働者たちです。
クリエイティブ・ハンディクラフトは、より多くの人の支援をするため国内マーケットを広げる計画をしていましたが、いまはいったん棚上げするしかありません。
ロックダウンが明けたら一刻も早く普段の仕事に戻りたいと思っています。
そのためにもみなさまにフェアトレードを支援いただき、この厳しい時を乗り切れたらと思います。
クリエイティブ・ハンディクラフトの詳細はこちら>
サシャ/ インド
いつも手織りシルクや色鮮やかなブロックプリント、インドの伝統技術を用いた手工芸品などバラエティ豊かな製品を届けてくれるサシャでも、オフィスや生産グループ、工房などすべての拠点が休業を余儀なくされていますが、自宅で働ける職人たちは少しでも生産の遅れを取り戻せるよう、プリントや縫製などを少しずつ進めてくれています。
インドのロックダウンは今のところ5月3日までとなっていますが、オフィスのある地区はホットスポットとなっているため、当面の間は封鎖措置が続きそうです。サシャのスタッフはWhatsAppやSkype、Zoomなどを駆使してお互いに連絡を取り合い、生産グループとコミュニケーションを欠かさないようにしています。
また、それぞれが住む地域のボランティアとして、食料品の配布やマスクの提供などを行うスタッフもいます。
皆ひとりひとりができることを進めています。
サシャの詳細はこちら>
タラ・プロジェクト/ インド
インドの首都ニューデリーを拠点に活動するタラ・プロジェクトは、ピープルツリーのハンドメイドビーズを使ったアクセサリーやパレワストーンの雑貨などを30年近くにわたって生産する大切なパートナー団体です。
代表のムーンさんからお便りをいただいたのでご紹介します。
✉‥∵‥∴‥∵‥
タラ・プロジェクトも4週間以上にわたり休業状態が続いています。
短時間で生活必需品を買いに行く以外は誰も外出を許されていないので、すべてのスタッフと職人たちは家にこもっています。
農業や漁業など限られた産業は稼働することを許されていますが、働く場所を失った日雇いの労働者や工場で働く人たちに対する打撃は計り知れません。
その影響はもちろんタラ・プロジェクトの職人たちにも及んでいます。
職人たちは工房の設備を使ってアクセサリーを製作しています。
在宅で仕事をすることは難しく、輸送手段も断たれているため、全く生産ができない状態です。
政府の支援や社会保障もないので、私たちのような小さな事業者が生き残っていくための資金繰りはますます厳しくなりそうです。
周辺の小さな工房はすでに多くが廃業し、このままでは近い将来ほとんどが消えてしまうでしょう。
私たちだけでなくアメリカやヨーロッパの依然厳しい状況により、海外からの受注が減ってしまうことも懸念しています。
こんな状況ですが、タラ・プロジェクトではスタッフやすべての職人たちと定期的に連絡を取り合い、コミュニティで活動するグループを通じて、支援を必要としている人びとに炊き出しや食料品を配る活動を続けています。
また、家を失い自治体が用意したシェルターに避難している人たちへマスクを配りました。
こんな時だからこそ、人のためにできることをしています。
しかし残念ながら、限られた資金の中では全ての人を助けることはできません。
早く状況がよくなって、職人の手による製品がたくさん売れるようになることを願っています。
みなさま、支援と連帯をありがとうございます。私たちは皆、思考と祈りでつながっています。
タラ・プロジェクト
代表 ムーン・シャルマ
タラ・プロジェクトの詳細はこちら>
サイドプール・エンタープライズ/ バングラデシュ
リサイクルサリーやジュートなどの素材を使ったバッグを届けてくれるサイドプール・エンタープライズから現地の様子を聞きました。
✉‥∵‥∴‥∵‥
サイドプール・エンタープライズのスタッフは皆元気です。
ロックダウン環境下のため、全員がほぼ自宅で過ごし、外出しないように心がけています。
ただ、生産がすべて止まっているため、職人たちは収入を得ることができません。
そのためサイドプール・エンタープライズでは、休業が始まる前に、生活必需品購入のための資金として10,000タカをすべての職人たちに配りました。
また、食糧支援として米20kg、小麦粉5kg、食用油1リットル、玉ねぎ 5kgなどを購入するための費用として1500タカを助成しました。
誰もが厳しい状況にありますが、何とか協力しあって切り抜けていけたらと思います。
ぜひフェアトレードのお買い物で支援いただけると嬉しいです。
サイドプール・エンタープライズ
代表 M.ギャスディン
サイドプール・エンタープライズの詳細はこちら>
ジュート・ワークス/ バングラデシュ
ジュートなどの自然素材を使った手工芸品や雑貨を届けてくれるジュート・ワークスからバングラデシュの状況を聞きました。
✉‥∵‥∴‥∵‥
バングラデシュでは国内のほぼ全域で新型コロナウイルスの感染ケースが報告されています。
検査をするにもごく限られた数のテストキットしかなく、また検査機関も十分ではないので、実際の数を把握しきれていないのが現状です。
ジュート・ワークスでは職人たちとスタッフの安全確保のため、3月19日からいまに至るまで、オフィスと各生産拠点を閉鎖しています。
休業中もスタッフへの給与の支払いをしていますが、中には「No Work No Pay」の理念で給与の一部を寄付した人もいます。
いま組織全体で3,500人もの人がロックダウンの影響を受けています。
職人たちに対してはジュート・ワークスの資金からサポートしていますが、ロックダウンが少しずつ延長され、職人たちの食料の貯蔵が尽きてきているいま、更なる人道支援を行う必要があります。
ジュート・ワークス
開発/広報マネジャー ミルトン・スランジット・ラトナ
ジュート・ワークスの詳細はこちら>
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツ/ バングラデシュ
風合いの美しい手織りの生地を使った製品をいつも届けてくれるデヴテックから厳しい現地の様子を聞きました。
✉‥∵‥∴‥∵‥
バングラデシュ全域では、1か月以上ロックダウンが続いています。
当初はごく限られた人数でなんとか手織りや縫製を続けていましたが、いまはオフィスも工房も完全に閉鎖中です。
生産が止まっている間もスタッフには毎月給与を支払い、工賃ベースの職人には家族を養っていくのに最低必要な分を週払いしています。
もともと原材料調達のために資金繰りがタイトな時期に、あと1か月でAW20の製品を出荷というところで休業を余儀なくされてしまい、収入が途絶えています。
政府や支援団体からも援助も受けられない中で、デヴテックで働くスタッフやその家族、合計40世帯もの生活がかかっています。
5月以降どうやってサポートを続けていけるかとても不安です。
これからも組織を存続させ、職人たちの手織りや手刺繍の技術を未来へつないでいくためにも、みなさまの支援を必要としています。
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツ
代表 プロディップ・ゴメス
バングラデシュ・デヴテック・アソシエイツの詳細はこちら>
最後にピープルツリー創設者のサフィア・ミニーからみなさまへ
私たちはこのパンデミックのさなか、家族や身の回りのコミュニティのことに集中しがち(それは人と人とのつながりを再確認するということでもありますが)ですが、世界に目を向けると、苦しい状況に陥っている人びとがたくさんいます。
例えば、4,000万人もの縫製従事者はただでさえ最低限の賃金で日々の暮らしにも事欠くのに、さらにこの事態による影響を受けています。
こういった人びとが困難な日々から抜け出すため、フェアトレードやグリーン・ニューディールは必要とされていますし、いま一度、経済の仕組み全体を見直すきっかけとしたいと思っています。
私たちはどうやって自分や家族が安全に暮らせるかということを考えるのと同時に、フェアトレードの次のアクションも考えています。
ぜひ、フェアトレードの活動、またフェアトレード生産者たちを支援してください。
なぜなら、私たちが”未来”だから。
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ここでご紹介しきれなかった生産者グループの近況や最新情報など、これからもInstagram、Facebook、Twitterで発信していく予定です。
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Instagramアカウント: @peopletreejp